24歳で起業した社長“快進撃の裏側”

2017/09/25

『24歳で起業した社長“快進撃の裏側”』前書きと目次

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1000人以上のサラリーマンを不動産投資家に変えた!
24歳で起業した社長“快進撃の裏側”
~設立6年で売上高100億円を超えた会社の新メソッド~

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著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-437-2
初版発行:2017年9月29日
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はじめに

「1億円でもたりない!」

これは、ある経済雑誌で目にした、退職後の生活資金に関する特集記事のキャッチコピーだが、けっしていたずらに不安を煽っているわけではない。

ひとむかし前に比べて日本人の平均寿命は格段に延び、いわゆる「老後」の時間が長くなっている。

総務省統計局の『家計調査年報(家計収支編)平成28年(2016年)』によると、2人以上の高齢無職世帯(世帯主が60歳以上の無職世帯)の1カ月あたりの平均支出は26万8628円である。したがって、60歳から85歳まで25年間(300カ月)生きるとすれば、約8059万円の支出ということになる。

もちろん、なかにはもっと長く、90歳、100歳まで生きる人もいる。それに、26万8628円という数値はあくまでも「平均支出」であり、実際にゆとりのある老後の生活を送るためには夫婦2人で1カ月約35万円の生活費が必要というデータもある(公益財団法人生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査」)。そう考えれば、老後資金として1億円以上必要というのもうなずける。

しかし、社会保障給付だけではとうてい、毎月の支出を賄えるものではない。厚生年金の平均受給額は2015年度末時点で約14万8000円、国民年金は約5万5000円のため(厚生労働省「平成27年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」)、両方合わせても20万円程度にしかならず、不足分は当然、自分で補わなければならない。

会社勤めをしている人の場合は退職金がもらえるケースもあるものの、その後は預金を切り崩して生活資金にあてるだけでは、預金残高が減っていくばかりだ。

加えて、少子高齢化の急速な進展により、年金制度の基盤が揺らぎ、今後の年金受給額が目減りするなど、年金制度自体の将来も危ぶまれているなかで、老後の生活に対する金銭的な不安を抱いている人は少なくない。

そうした社会の状況もあり、比較的若い会社員や自営業者などのあいだでも、「老後に必要な資金は、現役のなるべく早い時期から準備しておこう」と考える人が増えてきた。もはや年金はあてにできないことから、「自分の老後は自分で守ろう」という自己防衛意識が働くようだ。

そこで、年金にプラスして不労収入を得る方法として、若い人のあいだでも投資への関心がにわかに高まってきている。

なかでも、資産価値の上昇が期待でき、かつ、税制面でもメリットがあるということで、注目されているのが不動産投資だ。具体的には、賃貸向けのマンションやアパートなどの不動産に資金を投下し、賃料収入などのインカムゲインと売却によるキャピタルゲインの2つを得ることを目的とするわけだ。

もちろん投資である以上、ほかの投資商品と同様にリスクはつきものである。不動産投資では、空室の発生、賃貸料金の滞納、借入金利の上昇などのリスクが考えられる。だが、それらのリスクは、あらかじめ把握し、しっかりと対策を講じておくことで、回避または最小限に抑えることができるはずだ。

本書で紹介するのは、そうした投資用不動産を中心とした総合不動産事業で右肩上がりに業績を伸ばし、快進撃を続けている、株式会社ベルテックス(本社:東京都新宿区。代表取締役:梶尾祐司氏)である。

特筆すべきは、なんといっても若い会社である点だ。

社長の梶尾祐司氏は1986年生まれの31歳である。建設業や不動産販売会社を経て、2010年に24歳という若さで起業した。そのうえ、わずか4名でスタートした会社は、設立から6年という短期間で、社員数約100名、売上高104億円の規模にまで成長している。さらに2017年(第7期)の売り上げは150億円が見込まれ、その成長率の高さには目を見張るものがある。まさしく超急成長ベンチャー企業である。

私はこれまで、数多くの注目企業を取材してきたが、梶尾氏のように、これほど若くして100億円企業にまで成長させた経営者は珍しく、その経営手法や考え方、人物像に俄然、興味が湧いてくる。

不動産業界でも勢いのある若手経営者として注目を集めているが、梶尾氏自身は常に「お客様に寄り添った企業経営」を心がけ、メディアへの進出も控えるなど、あくまでも謙虚な姿勢を崩さない。

「当社は、不動産を価値ある資産として活用し、お客様の不安を夢や希望へと変えていくことを理念に掲げ、不動産に関わる資産づくりのお手伝いをさせていただいております。お客様が当社とおつきあいくださるからこそ、私たちも生活できるということを肝に銘じ、社員には常々、お客様が抱える不安や悩みを解決するための努力を惜しんではならないと伝えています。
おかげさまで、この7年間で1万名以上のお客様からご相談を受け、いまでは年間2400名以上の方が当社の不動産投資セミナーへ参加されています」

こう語る梶尾氏は、経営者であると同時に、いまでも営業の第一線で活躍するトップセールスパーソンとして、多くの顧客からの資産運用の相談に応じている。顧客のなかには梶尾氏を指名してくる人も少なくない。

また、ベルテックスではリピーターが8割以上にのぼり、新規の顧客も口コミや実際に購入した顧客からの紹介が多いということも、大きな特徴と言えるだろう。

投資用不動産業界では、かつては飛びこみや電話による営業スタイルが一般的で、「稼げる」と言われる半面、厳しいノルマが課せられることも少なくなかった。梶尾氏は、そうした旧態依然とした不動産業界の慣習に風穴をあけ、「楽しく仕事ができる環境を自分でつくりたい」と考えたことが、そもそもの起業のきっかけであったと言う。

「『楽しい』とは、充実している、お客様とともに成長できる、ということです。ですから、当社の社員には、人と人とのつながりを大切にし、金持ちならぬ、豊富な人脈を持つ『人持ち』になってほしいと伝えています」

その成果がリピート率の高さや紹介の多さにつながっているというわけだ。

ベルテックスでは、単にマンションやアパートを販売するのではなく、不動産を通して顧客の人生そのものを提案するライフステージコンサルタントでありたいと考えており、顧客の不安に真摯に耳を傾け、一人ひとりの要望を引き出し、それに沿った運用方法を提案するようにしている。

取り扱う物件には、マンションの新築と中古、アパートの新築と中古の4つの区分があり、いずれも資産価値の高い物件に特化して提供している点が強みとなっている。その詳細については本編で述べるが、投資用物件に限らず、「価値ある住まい」「価値ある人財」「価値ある不動産ソリューション」など、経営のあらゆる面において「価値ある」がひとつのキーワードとなっている。

また、ベルテックスでは、物件の設計、開発、仕入れから販売、その後の管理に至るまで、不動産投資に関わるすべての業務がワンストップで完結できるというのも大きな強みだ。

こうした事業体制は、金融機関からも高く評価されている。それを背景に、業界内でも最多水準の提携を金融機関と結ぶことで、投資家が有利な条件で融資を受けやすいような態勢を整えている。

とはいえ、投資用不動産は、数千万円単位、数億円単位の高額な買い物だけに、将来の安心につながるとわかっていても、おいそれと購入するわけにはいかない。

そんな人のためにベルテックスでは、高性能シミュレーションツールを用いて不動産投資の収支などが疑似体験できるシステムを導入しており、顧客からも、老後に備えた自分に最適なマネープランニングが具体的に立てやすく、わかりやすいと、好評を得ているようだ。

ベルテックスの事業内容は、核となる投資用不動産販売のアセットコンサルティング事業のほか、居住用不動産販売のレジデンシャルコンサルティング事業、開発事業、マーケティング事業、賃貸・建物管理事業、中古物件のリノベーション事業、住み心地のよい部屋探しをサポートするヘヤコレクション(通称「ヘヤコレ」)事業など、多岐にわたる。不動産に関する多種多様な顧客の要望に応えられる「不動産のデパート」をめざし、目下、価値ある人材の増員や育成とともに、組織の強化を図っているところだ。

一方で、「会社をどうつくるかは社員が決めること」というのが梶尾氏の考えである。その根底には、起業の動機でもある「楽しく仕事ができる環境をつくりたい」という強い思いがある。営業スタイルにしても、お仕着せのやり方ではなく、社員の自発性と自立性を重んじる。事業部ごとにチーム制を敷き、チームリーダーに大きな裁量を与え、チームごとにノウハウを共有しながら、個々の社員の自発的な行動を促す。

会社のルールも社員主体で決めていくのがベルテックス流である。3カ月に1度の社員総会ではもちろん、ふだんの仕事においても、社歴や年齢にかかわらず自由に意見を言える雰囲気が社内にはある。

実際に社員の声で生まれたルールのひとつに、「20時までには全員が帰宅する」というものがある。「残業は非効率的」という考えのもと、オンとオフのメリハリをつけ、勤務時間中は思いきり仕事に打ちこみ、プライベートも充実させようというわけだ。

こうした施策が功を奏してか、不動産業界は一般的に社員の入れ替わりが激しいと言われるが、ベルテックスの社員定着率は95%以上の高さを誇る。

会社設立から7年目を迎え、破竹の勢いで成長を続けるベルテックスだが、社長の梶尾氏にしてみれば、必ずしも道のりは順風満帆であったわけではなく、人間関係でいやな思いをしたり、つらい思いをしたこともあったという。

しかし、そうした困難を乗り越えられたのも、志を同じくする仲間がいてくれたからこそだと、梶尾氏は社員への感謝を口にする。

「楽しく仕事ができる環境づくりに多くの方々から賛同をいただき、新卒入社の社員に加え、開発、設計、賃貸管理、財務管理などプロフェッショナルを必要とする部門に経験豊富な人材を、当社の従業員として迎えることができました。
そんな彼らがいてくれたからこそ、つらいことも乗り越えられたのだと思いますし、彼らの力があってこそ、不動産事業者としてお客様のあらゆるご要望にお応えできる組織や体制が構築できたことに、とても感謝しております」

こうした言葉からも、梶尾氏の誠実で謙虚な人柄がうかがえる。

近年はメディアでも注目されるようになった梶尾氏だが、自分のことよりも、むしろ社員の活躍に目を向けてほしいという思いが強いようだ。そこで本書の執筆にあたっては、各事業部のリーダーとしてベルテックスの成長を牽引する十数名のキーパーソンに、組織のなかでの役割や仕事のやりがいなど、現場の率直な声を聞かせてもらった。急成長を続ける会社だけに、みな一様に覇気があり、言葉の端々から仕事を心底楽しんでいる様子がうかがえ、梶尾氏が理想とする組織づくりが実を結び、こうした社員の力が成長の原動力となっていることを確信した。

ベルテックスでは、今後も引き続き、不動産を通した資産形成を提案していくことで顧客の人生に良い影響を与え続けられる会社でありたいとしている。そして、2018年には売上高200億円、2019年には売上高250億円にまで伸ばすとともに株式上場をめざす考えで、その「上場」という大きな目標に向かって、社員が一丸となって成長の歩みを加速させようとしている。

本書は、投資用不動産および居住用不動産の設計、開発、販売、管理、賃貸仲介など、不動産のすべてを扱う「不動産の総合コンサルティング企業」として躍進を続けるベルテックスの事業活動を、社員の声を交えながら紹介するとともに、創業社長・梶尾祐司氏の経営理念と人生哲学に迫るものである。

豊かな老後を送るために、あるいは将来の安心に備えて、不動産投資に興味を持たれている方のみならず、便利で快適な都心型マンションライフを楽しみたいと考えている方々にとっても、本書がなんらかの指針となれば幸いである。

 2017年8月  鶴蒔靖夫


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はじめに


第1章 老後の安心への確かな備え

長寿化により、ますます長くなる「老後」の時間
自分の老後は自分で守る時代に
老後資金として1億円以上必要!?
諸外国に比べて投資に対し消極的な日本人
預貯金の最大のリスクはインフレ
金融資産と実物資産の徹底比較


第2章 なぜ、いま不動産投資なのか

日本の不動産市場に注がれる国内外の投資家からの熱い視線
これからも発展が見込める首都・東京
低金利と老後不安が不動産投資を後押し
税制上の優遇や生命保険としてのメリットも
不動産投資のリスクと回避策
投資物件のタイプ別特徴を知る
需要が増す首都圏のワンルームマンション
物件の資産価値を高める管理の重要性
不動産投資はパートナー選びが決め手


第3章 「価値ある資産」を創造するベルテックスの不動産投資

多彩なテーマで週5日、1日4回のセミナーを開催
豊富な物件ラインナップ
疑似体験ツールで資産の変動をシミュレーション
資産価値の高い物件提供に特化
自社開発の「ベルシード」&「ベルメント」シリーズ
提携金融機関の多さは業界トップクラス
賃貸管理や建物管理もワンストップで
リピート率8割、口コミや紹介が5割を超える


【ベルテックスのセミナー参加者の声】
20代で投資が始められるとは驚き
夫婦でセミナーに参加
不動産資産を持つことの安心感


第4章 不動産総合カンパニーとして躍進を続けるベルテックス

創業から6年で売上高は10倍以上に増加
不動産のデパートのような存在に
顧客一人ひとりに寄り添ったコンサルティング営業
価値ある中古物件を見極めるプロの視点
女性が活躍する仕入開発管理部&販売管理部
付加価値を提供するリノベーション事業
部屋探しのコンシェルジュ「ヘヤコレ」を展開
利益より顧客満足を最優先させる


【ベルテックスの不動産オーナーの声】
不動産投資が老後の心配を払拭
万一のとき、家族に収入源を残せる
節税のメリットを実感


第5章 創業社長・梶尾祐司の経営理念と人生哲学

子どものころから持ち前のリーダーシップを発揮
ワクワク感に乏しかったマンション販売
楽しく仕事ができる会社をめざして起業
「不安を夢や希望に変えていく」を理念に
経営者にしてトップセールスパーソン
冷静沈着でロジカルに物事を考える
金持ちよりも、人持ちになろう
会社をどうつくるかは社員が決める
社員のモチベーションを高める充実の福利厚生制度
社員どうしのコミュニケーションを深める工夫も


第6章 価値あるものを創造し続けて頂点をめざす ~ベルテックスが描く未来展望~

上場を視野に、次なるステージへ
組織固めのための人材拡充に注力
上場に向け確実に実績を積み上げる
組織として運営するためのフロー構築と業務の改善
上場がゴールではなく、永続できる会社を
「ここからあらゆる可能性を!」
グローバル社会における不動産事業
未来創造企業に向けて


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