2021/01/12

『再エネ投資で未来をつくる』 前書きと目次

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再エネ投資で未来をつくる
~自立・分散型社会の構築をめざすセンチュリー・エナジーの挑戦~


著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-467-9
初版発行:2021年1月18日 初版発行




はじめに

2020年、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の大規模な感染拡大が、世界中を震撼させた。そこから生まれた「3密」「ソーシャルディスタンス」「テレワーク」などの言葉が日常的なものとなり、それにともない、私たちの暮らしのありようも変わってきている。

ここで大事なことは、「この災厄は、われわれになにをもたらすのか」を、いちど立ち止まって考えることだろう。「見直すことの大切さ」を世界中の多くの識者が指摘し、この「ピンチ」を「チャンス」に転換させるための方法を探っている。

新たな座標軸を早くに打ち出したのは、地球環境の危機に敏感な人たちだった。SDGs(持続可能な開発目標)の実現をめざす彼らは、人類がこれまで物質の豊かさを追い求め続けてきた結果、地球という土台が危うくなっていると警鐘を鳴らす。

人間の活動がいかに地球を傷めているかを表す「アース・オーバーシュート・デー」という指標がある。世界の人々のその年の自然資源の消費量が、1年間に地球環境が生産できる量を超える(オーバーシュートする)日を示したもので、国際シンクタンクのグローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)が毎年発表している。それによると、1960年代までは人間が消費する自然資源の量と地球の復元力は釣りあっていた。しかし、2020年の「アース・オーバーシュート・デー」は8月22日だったという。つまり、たった9か月弱で人類は、1年分の自然資源を使い果たしたということだ。

私たちはいま、経済的な復興だけでなく、環境、生物多様性、食糧、水といった点において持続的な社会を形成するための、具体的な行動を起こすことを求められている。社会インフラのベースであるエネルギー問題は、その動きの中核にある。これまでの化石燃料を中心とした社会から、再生可能エネルギーを中心に活用する社会へのアップデートをめざしていこうとの声が、世界中のあちこちから発せられているのだ。

今回のコロナ禍を奇貨として、環境、社会、金融、地域づくりなどのすべてを包括した新たな時代をつくっていこうとの取り組みが、エネルギーを中軸に実践されつつある。新たな時代を築く再生可能エネルギー事業にも、多くの企業が正面から取り組んでいる。

そのなかのひとつが、本書で紹介するセンチュリー・エナジー株式会社だ。

日本で再生可能エネルギーの普及が本格的に始まったのは、2011年に発生した東日本大震災に付随する東京電力福島第一原子力発電所の事故がきっかけだった。日本国民がエネルギー問題を身近に、かつ切実に考えるようになったのは、このときからと言ってもよいかもしれない。

センチュリー・エナジーは、もともとは不動産業を営んでいた。しかし、2012年にFIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)がスタートしたことを機に、創業者で現・代表取締役の山中正氏は、まったく未知の分野である再生可能エネルギー事業への参入を決意。原子力発電所の事故の影響で苦しんでいた故郷・茨城県への支援と、いまこそ安全・安心なエネルギー源が必要だとの使命感から、行動を起こした。2013年に自らが所有する土地を提供して小規模な太陽光発電所を建設したことを皮切りに、北は北海道から南は九州・鹿児島県まで破竹の勢いで約170か所の太陽光発電所を設置。売上も100億円が視野に入るほどとなり、業界のリーディングカンパニーとしての地歩を固めていった。

センチュリー・エナジーの活動は、太陽光発電事業だけにとどまらない。山中氏がこれから取り組もうとしているのは、木質バイオマス発電、ソーラーシェアリング、風力発電といった再生可能エネルギー事業の総合体で、すでに複数のプロジェクトが進行中である。

再生可能エネルギーの特質は、エネルギーの分散化と地産地消化に適合することだ。特に木質バイオマスやソーラーシェアリングは、地域の雇用と所得の向上に寄与するものとして期待されている。

地域活性化や地方創生への貢献は、再生可能エネルギー事業を立ち上げた山中氏の最大の目的のひとつだった。さらに言うなら、「社会貢献」こそが、長い経営者人生を歩んできた山中氏にとっての事業のモチベーションである。

「そもそも事業は、世の中のためにやらなければ、儲かるはずがない」

という持論を、山中氏は取材中に何度も発した。

再生可能エネルギー事業は、脱炭素社会をめざし、気候変動リスクを軽減させるという点で、SDGsの実現に貢献するものだ。センチュリー・エナジーは、地域社会、従業員、顧客への配慮を真摯に続けることで、企業としての責任を果たし続けようとしている。そこには、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大規模な流行によってダメージを受けた社会と経済を復興するための事業が、将来の持続可能性を潰すようなものであってはならないという、山中氏の意図が込められている。

新型コロナウイルスの感染拡大は、いまだに収束の気配も見えてこないが、そのなかでも「ピンチをチャンスに」という気運が、徐々にではあるが高まりを見せ始めている。「利潤の追求から生存の追求へ」「分断から共存へ」という本質的な問いかけが続くなかで、社会貢献と地域活性化を掲げて邁進するセンチュリー・エナジーの姿勢には、企業の使命および責任という点で多くの示唆が含まれていると感じる。

本書では、脱炭素社会の実現に向け、太陽光発電を中心とした総合再生可能エネルギー事業に取り組むセンチュリー・エナジーの事業活動を紹介しつつ、新型コロナウイルス感染症の猛威を経験した社会の変容と将来への展望についての検証も行っていく。地球環境の未来を見据えたい人はもとより、再生可能エネルギー発電事業への投資を考える人々にとっても、貴重な指南の書となるだろう。

なお、本文中の敬称は略させていただいたことを、あらかじめお断りしておく。


2020年11月  鶴蒔靖夫




はじめに


第1章 パンデミックからの回復とエネルギー政策

パンデミックによる「ピンチ」を「チャンス」に
環境改善と経済復興の連係を掲げる「グリーンリカバリー」
コロナ禍からの回復力が最もある電源が再生可能エネルギー
日本の太陽光発電の先駆者として
化石燃料時代の終焉は近い
価値観の変革を提唱するSDGs
儲けだけを考える時代は終わった
民間企業の脱炭素社会への動きが国内外で
石炭火力のフェードアウトに見る曖昧さ
脱炭素社会に向けての動きが鈍い日本


第2章 未来の環境のためのESG投資と太陽光発電

太陽光発電事業のパイオニア
投資としての魅力もある太陽光発電
センチュリー・エナジーならではの「3つの安心」
再生可能エネルギーの中心となった太陽光発電
まずは自分の土地で太陽光発電を
会社を軌道に乗せた第2号発電所
「安全な場所で安全な発電所を」
土地は「縁もの」、なにかの導きで使わせてもらっている
発電所の一つひとつがわが子のよう
FITを取り巻く状況に変化が
太陽光発電とマイニング事業のコラボレーション
活況を見せる中古市場
太陽光発電もESG投資へと意識が変化


第3章 太陽光発電事業者の社会的責任

太陽光発電の効率はメンテナンスで決まる
メンテナンスの不備は大きな事故につながる
遠隔操作と人の手でメンテナンスをきめ細かく迅速に
「JET PV O&M認証」で信頼度を向上
保守点検・維持管理の義務化
「隣は壊滅、うちは無傷」となった要因
20年間の安心と安全を保証するメンテナンス
パートナーシップ契約を76か所と


第4章 総合再生可能エネルギー事業者として地域を活性化

「新しい時代の新しいエネルギー」の一翼を
地域に貢献しSDGsにも寄与する木質バイオマス発電
森の再生にもつながる木質バイオマス発電
木質バイオマス発電は地域活性化の切り札になる
バイオマスで再生可能エネルギー自給率100%をめざす町
新たな社会形態「地域循環共生圏」
環境と経済の好循環をめざしてビジネスチャンスを創出する
小規模な木質バイオマス発電を優遇
めざすは木質バイオマス発電によるビジネスモデルの創出
木質バイオマス発電への投資は町づくりに貢献する
ソーラーシェアリングで農業と地方を発展させる
栃木県那須塩原に広がる約2000坪のソーラーシェアリング


第5章 創業者・山中正の理念と哲学

厳しい道も落ち着いた佇まいで乗り越える
青雲の志で上京し、社会貢献を胸に起業
新しい住文化をめざし、地球環境にも言及
原子力発電所の事故による風評被害をまともに受けた茨城県
67歳で異業種に足を踏み入れ、ゼロからのスタート
仕事は「たいへん」であってあたりまえ
社員から見た山中の人物像
チャレンジ精神で新天地を切り開け
成長スピードが速ければ人事で先輩社員を追い抜くことも普通


第6章 センチュリー・エナジーが描く再生可能エネルギーの未来図

コロナ禍収束後の世界はどうあるべきか
明確なビジョンを示せていない日本
次なるチャレンジは風力発電
再生可能エネルギーによる電気事業への進出をめざす
中小企業向け「RE100」の発足と社会貢献意識の高まり
自立・分散型のエネルギーシステムの構築で電気を効率的に利用
「スマートグリッド」で再生可能エネルギーを安定供給
再生可能エネルギーへの投資が地球の環境を救う
今日の続きではない明日のために
再生可能エネルギーの本番はこれからだ


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2020/10/13

ブックファースト新宿店でフェア展開中!

10月3日から東京・新宿のブックファーストさんで行われている
「セレンディピティを起こす150冊」フェアの参加書籍に、
当社の『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』も選ばれました!

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「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来
~パーク24グループの飽くなき挑戦~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-462-4


駐車場を軸としたビジネスのパイオニアとして業界トップを走り続け、
「人(会員)」「クルマ」「街(目的地)」「駐車場」の
ネットワークの拡大とシームレス化を推進し、
「快適さ」をキーワードに、
より豊かな社会を実現すべく挑戦を続けるパーク24グループの、
さまざまな取り組みについて紹介する本です。



新宿へおいでの際はぜひ、ブックファーストさんにも足を運んでくださいませ。
当社書籍のほかにもたくさんの書籍が展示されていますので、
思いがけない本との出合いもあるかも!

「セレンディピティを起こす150冊」フェアは11月13日(金)まで、
ブックファースト新宿店Aゾーン・新刊話題書エリアで好評開催中です!

「セレンディピティを起こす150冊」フェアのご紹介
https://joho-kojo.com/info/pr_20201006/

ブックファースト新宿店
http://www.book1st.net/shinjuku/

2020/10/09

『地方発 ローカルベンチャー成功の条件』 前書きと目次

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地方発 ローカルベンチャー成功の条件
~ぶれない信念を糧に株式公開
 成長を続けるメディカル一光グループの軌跡~


著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-464-8
初版発行:2020年10月14日




はじめに

2020年春、世界の経済や社会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行(パンデミック)により大きな打撃を受けた。日本においても、その影響の大きさは計り知れず、本書を執筆している現在も、いまだ先行きがまったく見通せない状況だ。

この新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、ビジネスや生活だけでなく、人々の考え方や価値観にも大きな影響を与えた。

これまでの日本は、政治や経済など国の中枢機能のほとんどが東京に集中していることから、人口の東京一極集中が進み、その一方で地方では人口減少による人材不足が深刻化していた。

だが、新型コロナウイルス感染症の大規模な流行を受け、多くの企業がリモートワークを導入した結果、「都心にあるオフィスにまで行かなくても、仕事の多くは自宅でもできる」ということが明らかになってきた。また、人口が多いこともあり感染拡大がなかなか収束しない都会で働くことのリスクを避け、感染者数が少ない地方への転職や移住を検討する若者も増えているという。

新型コロナウイルスの猛威を経験した日本は今後、国家のあり方そのものが「集中」から「分散」へと向かうのではないだろうか。

安倍政権下では、東京への一極集中を是正し、将来にわたって活力ある地域社会を実現するための目玉政策のひとつとして、地方創生の取り組みを進めてきた。その一環として、地方への移住および定着を推進しようと、Uターン、Iターン、Jターンにより地方で起業あるいは就職する人への経済的支援も行っている。だが、政府の思惑どおりにはなかなかいかず、人口の東京一極集中に歯止めがかからない状況がずっと続いていた。

しかし、突如現れた新型コロナウイルス感染症により人々の価値観が変わり、これからは脱・東京集中の流れが加速することも考えられる。

ただ、地方で起業するとなると、生半可な気持ちでは成功はおぼつかない。地方での起業は、都市部での起業に比べると競合が少なく、オフィス賃料や人件費なども低めであるためコストも抑えられるというメリットはある。しかしその一方で、優秀な人材の獲得や情報収集、ネットワークの構築には、都市部よりも苦労することが多いようだ。

日本では、ベンチャー企業の10年生存率は1割にも満たないと言われている。ましてや、地方で起業し、上場企業へと成長した会社となると、ほんの一握りにすぎない。ちなみに、日本にはおよそ3800社余りの上場企業が存在するが、そのうちの約半数が東京都に本社をおいている(「上場企業サーチ」2020年9月2日現在)

そんななか、本書で紹介する株式会社メディカル一光グループ(本社:三重県津市)は、1985年に地方都市の三重県津市にて調剤薬局経営を事業目的として設立され、創業20年目の2004年にJASDAQへの株式上場を果たしている。

メディカル一光グループの歴史は、代表取締役社長である南野利久氏が、出身地である三重県津市で1980年に、医薬品卸を行う近畿商事三重株式会社を起業したことから始まった。南野氏が23歳のときだ。

その後、取引先の小児科医から調剤薬局の出店を要請されたことを機に、医薬分業の黎明期とも言える1985年に株式会社メディカル一光を設立。同年6月に津市内に調剤薬局1号店を開局し、以来、国が推進する医薬分業を背景に事業を拡大してきた。現在は中部・関西地域を中心に、全国に93店舗の調剤薬局を展開している(2020年7月現在)

また、2005年からは、調剤薬局事業に次ぐ第2の柱として、有料老人ホームの運営をはじめとしたヘルスケア事業(介護事業)に乗り出した。調剤薬局市場は成熟期に入り、この先の伸び代は限られているのに対し、超高齢社会となった日本では、2000年に介護保険制度がスタートしたことを機に、介護市場はこれからも伸び続けると考えたからだ。現在は、有料老人ホームやグループホームなどの居住系介護施設28施設のほかに、訪問介護事業所やデイサービス、さらには福祉用具レンタルなど、幅広いサービスを提供している。

2019年9月には商号を株式会社メディカル一光グループに改め、調剤薬局事業を手がける株式会社メディカル一光、ヘルスケア事業を手がける株式会社ハピネライフ一光をはじめとするグループ会社10社(2020年8月現在)を傘下に擁する持株会社体制に移行した。

最初の起業における医薬品卸、そして現在の2本柱である調剤薬局および介護事業に共通するのは、いずれも社会保障制度のもとでの事業という点だ。

「国民が安心して暮らせる制度のもとで事業を展開していけば、安定成長ができるのではないかと思ったのです」

と、南野氏はそれらの分野に着目した理由を語る。

たしかに医療や介護関連の事業は社会で絶対的に必要とされるものであり、景気の動向に大きく左右されることもなく、安定性が望める。しかし新型コロナウイルス感染症の流行により、医療機関や介護施設でも感染を恐れて患者や利用者が激減し、厳しい経営状況に追い込まれるところも出てきている。

調剤薬局も、その影響は免れない。観光業をはじめ、新型コロナウイルスの感染拡大で壊滅的な打撃を受けた業界に比べれば、その影響は比較的少ないとは言えるが、南野氏によると、調剤薬局や介護業界も平均して売上1割減といったところだという。

「この範囲なら、経営の工夫次第で十分、まだ生き延びることができると思います。しかし、今後はこれまで以上にいろいろな努力を強いられることになるでしょう」

と、南野氏は業界の実情を分析する。

企業が創業して30年続く割合は1%にも満たないと言われるが、創業から36年目を迎えるメディカル一光グループは着実に業績を伸ばし、いまではグループ全体で320億円(2020年2月期)を売り上げる企業体にまで成長している。その成功の要因は、南野氏のぶれない経営姿勢と強力なリーダーシップにあると言ってよいだろう。

「人の心や気持ちというものは、ぶれやすいものです。ですから経営者は、自分なりのしっかりとした経営哲学をもって事業を行うことが大切になってきます」

こう語る南野氏は、20代のときに出合った陽明学に感化され、そのなかにある「知行合一」「多逢聖因」といった言葉のほか、「寸善尺魔」などの言葉を経営哲学の柱にしている。これらの言葉が意味するところは本編で、南野氏の考え方と日頃の行動とを照らしあわせながら詳述する。

本書は、メディカル一光グループの今日までの歩みを振り返りつつ、同社を率いる南野利久氏というひとりの起業家にスポットを当て、地方の中小企業が株式上場を成し遂げ、地域の信頼を勝ち得るために、どのような考えのもとでどのような経営努力をし、どのようにして人材を育ててきたのかを紹介するとともに、その根底に息づく哲学やリーダー像に迫るものである。

新型コロナウイルス感染症の大規模な流行を経験したあとの日本では、皮肉にも脱・東京が進み、地方創生の取り組みが活発化し、それぞれの地域でベンチャーを育てようという機運が高まるだろう。そうなれば、地方での起業をめざす人も増えると思われる。そうした人が、起業した会社を大きく成長させ、株式上場をめざすには、南野氏が言うように、確固とした信念と経営哲学をもつことが絶対に欠かせない。

地方での起業を検討している人や、地方から株式上場をめざそうとしている経営者にとって、南野氏の経営姿勢から学び取れることは多いはずだ。経営者に求められる役割とはなにかをあらためて考えるうえで、本書がなんらかの指針となれば幸いである。

なお、本文中の敬称は略させていただいたことを、あらかじめお断りしておく。

2020年9月  鶴蒔靖夫




はじめに


第1章 起業による雇用創出で地方を元気に

地方における起業を国や地方自治体が支援
地方で起業する最大のメリットは低コスト
地方での起業は人材確保に苦労することも
地方での起業を成功させる業種選び
ベンチャー企業におけるリーダーシップとは
経営者のいちばんの役割は会社を永続させること


第2章 地方ベンチャーから上場企業へ
 ~メディカル一光グループ、成長の軌跡~

ジェネリック医薬品の卸販売で最初の起業
医薬分業の黎明期に津市内に調剤薬局1号店を開局
マンツーマン型の「点分業」が医薬分業の原点
医薬分業の波に乗り、事業を拡大
総合病院前の大型薬局の開発に乗り出す
最高のサービスが地域での信頼につながる
株式上場に向けた準備に着手
金融不安の時期に直接金融で資金を調達
創業から20年目にJASDAQ市場に上場
20年先までの成長性に着目し、ヘルスケア事業に参入
M&Aを推進することで規模の拡大を図る
M&Aにより多様な介護サービスを提供できる体制に
M&Aは理念や哲学を共有できる相手と


第3章 起業家・南野利久の経営理念と哲学

経営者は自らの経営哲学をもつべし
行動の哲学としての「心訓七カ條」と「社員五則」
経営リーダーに求められる力とは
自社で人を育てることの重要性
哲学は言葉で伝えるものではなく行動で見せるもの
厳しい言葉も社員を守るための愛情
中間管理職の役割は組織にとって非常に重要
経営者に求められる「人を引き寄せる力」
人の上に立つ者は、お金にきれいでなければいけない
同じ時間をすごした社員との縁を大切に


第4章 患者満足を追求する調剤薬局事業

医療は「高度な接遇業」
「知識」と「コミュニケーション力」はクルマの両輪
「フラワー薬局」の5つの誓い
調剤過誤を教訓に安全性第一のしくみづくりを実行
患者満足を追求するための社員教育
5年間にわたって行われるフォローアップ研修
キャリアプランに沿って選べる各種研修制度
薬局業務は対物から対人へ
爛熟期へ移行しつつある調剤薬局市場
「患者満足」から一歩進んで「感動の提供」へ


第5章 超高齢社会のニーズに応えるヘルスケア事業

1年半の準備期間を経てヘルスケア事業をスタート
毎日を楽しく、1日でも長く生きてもらうために
各施設が実践する「医・食・住・遊」の中身
患者や家族の満足度は入居率に表れる
施設内に入居者からの意見箱を設置
入居者の立場に立って改善を重ねる
コロナ禍で導入したオンライン面会が好評
居住系介護施設では「看取り」までできる体制に


第6章 メディカル一光グループのさらなる成長戦略

新しいビジネスモデルへの挑戦
薬局づくりから街づくりへ
医療人や介護従事者には「利他の心」が求められる
ウィズコロナ時代の調剤薬局経営とは
成長を続けることが地域への恩返し


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2020/09/18

『キワドい2人-K2-』に美術協力しているのは

9月11日から始まったテレビドラマ『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)、ご覧になっていますか。「Hey!Say!JUMP」の山田涼介さんと、主役や脇役などなんでもこなす田中圭さんが、ダブル主演を務める話題の刑事ドラマです。


キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木
https://www.tbs.co.jp/kiwadoifutari_TBS/


最近の田中圭さんは本当に数多くのドラマや映画に出演していて、同時期に複数の出演作品が重なることもあたりまえな感じですね。『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)では余命わずかな役ですが、『キワドい2人-K2-』では非常にタフガイです。イメージの振れ幅が広い。

山田涼介さんは、個人的には『もみ消して冬』(日本テレビ系)や『セミオトコ』(テレビ朝日系)での、心優しくて少し頼りない感じが気に入っています。『キワドい2人-K2-』でもそのような雰囲気がありますが、今作ではそれに加えて芯の強さのようなものが感じられるような、ないような。。。


さて、ドラマでも映画でも、いちばんに目が行ってしまうのはやはり登場人物(人間)にですが、画面に現実感や「物語の背景」を感じさせたりするうえで重要なのは、人物の周囲に配置される小道具ではないでしょうか。

ドラマなどで使われる小道具は、番組の美術スタッフさんたちなどが独自に製作したり用意するものもありますが、企業などの協力を得て番組用に商品を借りて使うこともあります。たとえば研究者の書斎などで、書棚いっぱいに書籍が並んでいるシーンがあったりしますが、そこに並べられた書籍のいくつかは、出版社からの借りものだったりします。

私が以前に在籍していた出版社でも、独立して飲食店の開業を考えている登場人物が、そのための勉強をしているというシーン用に、飲食店の開業のしかたを解説した書籍を3冊ほど、テレビ局に貸し出したことがあります。画面に映ったのはほんの一瞬でしたが、ドラマのなかでとはいえ、自分たちがつくった本を有名な俳優さんが手に取り読んでくれる、その場面を見られるのは、やはりうれしいものでした。


『キワドい2人-K2-』でも、おそらくさまざまな企業が、さまざまなアイテムを貸し出していることと思います。番組制作へのそうした協力のことを「美術協力」と呼ぶようです。知りませんでした。。。

そして今回、コピー機やFAXなどが一体化されている京セラの複合機で美術協力をしたのが、オフィスソリューション事業を手がける株式会社ACNです。


「キワドい2人-K2-」への美術協力について|株式会社ACN
https://www.acn-net.co.jp/topics/20200911.html


ACNのオフィシャルサイトに用意された上記ウェブページには、「ACN」のステッカーが貼られた複合機が、オフィスかどこかに設置されている写真が掲載されています。これ、このまま画面に映るのでしょうか。

『キワドい2人-K2-』の第2回目の放送は、今日(9月18日)の夜10時から。複合機が置いてありそうな室内のシーンが映し出されたら、「ACN」のステッカーを探してみてください。エンドロールにも「ACN」のクレジットが表示されるそうです。

ちなみに、まもなく最終回を迎える『半沢直樹』(TBS系)にも京セラの複合機を番組セットに設置していたようです。おそらく、前半の舞台だった東京セントラル証券のオフィスに設置されていたのではないかと思います。見逃しました。。。


ACNといえば、アニメ『ドラゴンボール』に登場するフリーザがオフィスビルを偵察に来るというユニークなCMが大きな話題になりました。ご覧になった方も多いでしょう。

ただ、あのCMだけだと、ACNとはどんな会社なのかが、よくわからなかったかもしれません。

ACNは、「オフィスをレベルアップする会社」をスローガンに、オフィスにおけるさまざまな困りごとの解決をヘルプする、総合ソリューションコンサルティングを提供しています。具体的には、IT機器、ネットワーク、セキュリティシステムなどといったオフィス環境のインフラ構築について、提案から施工、メンテナンス、アフターフォローまでのすべてに対応する会社です。

さらには、都心の優良なオフィスビルを入手し、ワンフロアを企業経営者に分譲する、あるいは、入居を希望する企業にテナントとして貸し出し、テナント付きで投資家向けに販売するといった事業も行っています。

文字どおり、「オフィスをレベルアップする」ために必要な提案を、多方面から総合的に行っている会社なのです。


株式会社ACN
https://www.acn-net.co.jp


そんなACNに興味・関心をもたれた方におすすめしたいのが、この本。


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ACNグループの挑戦
~総合ソリューションコンサルティング事業元年~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-457-0
(前書きと目次が ここ で読めます)


ぜひ、お読みになってみてください。



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2020/08/06

「豆乳の豚汁」で免疫力を高めよう

新型コロナウイルス感染症への対策には、手をしっかり洗うことが有効だと言われていますね。

大切なのは、頻繁に手を洗うこと。
洗った直後の手はきれいでも、どこでまた、汚れが手についてしまうかわかりません。
だから、何度も手を洗うことが大事です。

ただ、頻繁に洗うことが重要とはわかっていても、石鹸などを使って何度も完璧に洗うのは少し面倒に感じるし、石鹸で手が荒れてしまうこともあるかもしれません。
そういうときは、石鹸を使わずに水だけで洗うのでもよいそうです。


京都大学でウイルスを研究している宮沢孝幸准教授によると、たとえばノロウイルスは超微量でも感染するけれど、新型コロナウイルスは超微量では感染しないそうです。

ですから、石鹸をつけてごしごし洗わなくても、手についているウイルスの量を、「感染しない量」まで減らせば大丈夫。このことを宮沢准教授は「コロナ1/100作戦」と呼んでいます。

必要なのは、完璧に洗うことよりも、水洗い15秒でいいので、こまめに手を洗うこと。

そして、顔に触る前には必ず手を洗うか、手が洗えないときは濡れタオルやウェットティッシュなどで手を拭くようにするとよいと、宮沢准教授は言います。

「コロナ1/100作戦」にはこのほかにも、日常生活でできる感染予防のためのポイントが、簡潔にまとめられています。参考になさってください。


「コロナ1/100作戦」
https://creamrobo.com/20200612a/


さて、感染症の予防では、手洗いやマスクなどでウイルスとの接触を物理的に防ぐことも重要ですが、それだけでなく、人の身体がもともともっている、多少のウイルスが体内に侵入しても発病しないようにする力=免疫力を維持することも大事です。

免疫力を維持するには、適度な運動をする、充分な睡眠をとる、ストレスをためないなど、いくつかのポイントがあります。
そうしたポイントのひとつが、食事です。
良質なタンパク質やビタミン、ミネラルなどが摂取できる食事をふだんから心がけることが、免疫力の維持につながります。


では、免疫力の維持に役立つ料理には、どんなものがあるのでしょうか。
たとえば「豆乳の豚汁」は、身体によさそうだし、なによりおいしそうです。

首都圏を中心に保険薬局を展開する株式会社フォーラルのFacebookInstagramに、「豆乳の豚汁」のレシピが紹介されています。
抗酸化作用の高いにんじん、発酵食品の味噌、身体を温める生姜など、免疫力を維持するためによいとされる食材を使った、感染症対策にピッタリの一品とのことです。


フォーラルのFacebookInstagramから、レシピをご紹介します。


免疫力維持で感染症対策


★材料(2人分)
里芋・・・1個
大根・・・2cm
にんじん・・・1/6本
豚肉こま切れ・・・40g
だし汁・・・1カップ
豆乳・・・1/2カップ
味噌・・・大さじ1
生姜のしぼり汁・・・適量
ねぎ・七味唐辛子・・・お好みで

★作り方
(1)里芋、大根、にんじんは、それぞれ皮を剥き、5mm程度のいちょう切りにする。
(2)鍋でだし汁を火にかけ、里芋・大根・にんじんを入れる。
(3)具がやわらかくなったら豚肉を加え、あくを取りながら、さらに煮る。
(4)豆乳を加え、味噌をときながら入れる。
(5)火を止める直前に生姜のしぼり汁を入れる。
(6)お好みでねぎや七味唐辛子を散らして出来上がり。


もう、レシピを見ているだけでもおいしそうですよね。


ところで、フォーラルは薬局を展開している会社です。
薬局といえば、病院でもらった処方箋を持っていくと、そこに書かれた医薬品を渡してくれるところ、というイメージがあります。
その薬局がなぜ、料理のレシピ?
なんだか少し、不思議です。

ところがフォーラルの場合、それがちっとも不思議ではないのです。
というのも、フォーラルが展開する薬局は、ちょっと変わった特徴をもっているからです。


薬局のスタッフは通常、薬剤師と医療事務担当者で構成されています。
しかしフォーラルの薬局は、薬剤師と管理栄養士で構成されているのです(医療事務は管理栄養士が兼務するそうです)

管理栄養士は、食事や栄養の専門家です。
薬の専門家である薬剤師と、食事や栄養の専門家である管理栄養士が連携して、地域における健康維持・増進や予防医療の拠点となる薬局。
それが、フォーラルが展開する薬局なんです。

薬局に管理栄養士がいるのだから、健康の維持に役立つ料理のレシピを提案するのも不思議ではありませんね。
実際、フォーラルでは「豆乳の豚汁」のほかにも、さまざまなレシピを提案しています。

オフィシャルサイトには「おすすめレシピ」のページがあり、「離乳食レシピ」「離乳食レシピ」「疾患別レシピ」とジャンル分けされて、さまざまな料理のレシピが掲載されています。


フォーラルの取り組み「おすすめレシピ」
http://forall.jp/approach/recipe.html


さらには、さまざまな料理のレシピを掲載する大手ウェブサービス「クックパッド」にも積極的にレシピを投稿し、食を通じて多くの人の健康維持・増進に貢献しようとしています。


フォーラル管理栄養士のキッチン 【クックパッド】
https://cookpad.com/kitchen/33439159


ただ薬の調剤をするだけでなく、食事や栄養、運動などの情報も積極的に提供するフォーラルは、スタッフが薬剤師と管理栄養士という国家資格の有資格者で構成された「専門家集団薬局」という新しいスタイルで、「地域の人々が応援したくなる人と薬局」をコンセプトに、薬局の新しい価値を創造しようとしています。

そんなフォーラルに興味・関心をもたれた方におすすめしたいのが、この本。


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いま、なぜ専門家集団薬局なのか
~薬局の新しい価値をつくるフォーラルの挑戦~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-451-8
(前書きと目次が ここ で読めます)


ぜひ、お読みになってみてください。



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