« 現役大学生が続々と起業! | トップページ | 「専修学校 #知る専」プロジェクトを知っていますか »

2021/03/09

カーボンニュートラル実現のために、さらなる再生可能エネルギーの拡大を


東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故発生から、まもなく10年を迎えます。

日本の一次エネルギーの供給構成を見ると、原子力による供給は、震災前の2010年度には全体の11.2%を占めていました。原子力発電は、電力を安定供給できることに加え、温室効果ガスの排出が少ないというメリットがあり、そのため以前は「環境に優しい電源」と言われていました。潤沢な電力を得つつ地球温暖化を抑制する、夢の電源のひとつでした。

しかし、震災に伴う事故により放射性物質が外に漏れ、環境が大きく汚染されました。原子力発電は、通常稼働をしているときは環境に優しくても、ひとたび事故が発生すれば放射能汚染により環境が破壊され、その回復には何年も何十年もかかることを、私たちは実感しました。

震災以降、原子力発電所の稼働は抑制され、エネルギー源としての供給比率は、2018年度には2.8%にまで下がっています。

11.2%から2.8%へと、8.4ポイント減少した原子力の分を補ったのは、化石燃料と再生可能エネルギーです。化石燃料の割合が4.3ポイント、再生可能エネルギーの割合が3.8ポイント増えています。

日本の一次エネルギー供給構成の推移

地球温暖化の抑制は、すぐにでも取りかからなければいけない課題と言われています。温室効果ガス排出量の少ない原子力発電はかつて、そのための有効な手段のひとつと言われていました。

しかし、原子力発電には大きな危険があることが顕在化しました。その危険は、発生したときの被害があまりにも大きいことがわかり、世界は脱原発の方向に進みつつあります。人類は、原子力に代わる、温室効果ガス排出量の少ない別の電源を手に入れる必要があるでしょう。

そこで注目されているのが再生可能エネルギーです。

IN通信社には、事業として再生可能エネルギーを扱う企業を紹介する書籍があります。一般に広く知られる太陽光発電のほかにも、地熱や風力による発電を扱っている企業もあります。いくつか紹介しましょう。


467_saieneweb

再エネ投資で未来をつくる
~自立・分散型社会の構築をめざすセンチュリー・エナジーの挑戦~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/kankyo#h.p_ID_38

第1章 パンデミックからの回復とエネルギー政策
第2章 未来の環境のためのESG投資と太陽光発電
第3章 太陽光発電事業者の社会的責任
第4章 総合再生可能エネルギー事業者として地域を活性化
第5章 創業者・山中正の理念と哲学
第6章 センチュリー・エナジーが描く再生可能エネルギーの未来図

地震が起こったとき、山中は東京・西麻布の事務所にいた。テレビで報道される、津波がゆっくりと押し寄せてくる光景を、身じろぎもせずに眺めていたことを鮮明に覚えているという。

そして、農畜水産物の風評被害をはじめとして故郷が混乱する様子を見聞きしていくうちに、「われわれはもう、原子力に頼るべきではない」と思うようになった。以前から地球環境に危機感をもっていた山中にとっては、得るべくして得た確信と言えよう。

「いわゆる『原子力村』の人々は、原子力発電はCO2を排出しないクリーンエネルギーだと言って、増設を行ってきました。しかし、命に関わるあんな事故が起こってしまいました。それに、仮に事故がなかったとしても、『使用済み燃料は再生可能なのか?』『廃炉や使用済み燃料の廃棄コストはどうなのか?』などを考えれば考えるほど、疑問が多く出てきます。それで、『原子力発電は、もうだめだ。この先、原子力発電が主力になることはない』と思うようになりました。
そして、FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)ができることを知り、これからは再生可能エネルギーで社会に貢献する仕事をしていこうと決めました」

そのときにはまだ、再生可能エネルギーについての知識が十分にあったわけではないが、これからはそれ以外に選択肢はないと、山中ははっきり自覚した。

(第5章 創業者・山中正の理念と哲学 より)

『再エネ投資で未来をつくる』前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。


438_globallink

グローバル・リンクのエネルギー革命
~日本のモノづくりが世界を救う~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/kankyo#h.p_ID_128

第1章 急変する世界のエネルギー事情と国際的な取り組み
第2章 いま求められる再生可能エネルギーの活用
第3章 再生可能エネルギー業界を牽引するグローバル・リンク
第4章 エネルギー新時代を切り拓く多様な技術と製品群
第5章 「不可能の壁」へのあくなき挑戦
第6章 夢の技術でエネルギーを“つくる”時代へ

一般的に、製造業は多くの電気を使うので電気の購入量も多いと考えられがちだが、多くの工場では自家発電を取り入れている。各家庭や一般企業も、そうした工場と同じように、自分たちが使う電気を自分たちでつくるようになれば、大きな負担となっている電気代に悩まされることもなくなる。

しかも、その電気を環境負荷の少ない再生可能エネルギーで賄うことができれば、地球温暖化などの環境問題も必ずや好転するはずだ。

もちろん、いますぐ再生可能エネルギー発電に取り組んでも、メリットがある企業ばかりではないかもしれない。だが、いざというときのことを考えれば、国レベルでも個人レベルでも、自分たちの生活に欠かせない電気を他人任せにするわけにいかないし、環境負荷の大きいエネルギーをこのまま使い続けるわけにもいかないというのが時代の趨勢だ。実際、化石燃料をエネルギー源として使用することに対する抵抗は、世界中で急速に高まっている。

「エネルギーを買う時代からつくる時代へと変わっていけば、大手電力会社がいらない世の中になるでしょう。それが実現できれば、原子力発電などいらなくなります。それこそが、私がめざしている理想の未来なのです。

とはいえ、まだまだ再生可能エネルギーのシェアは小さいので、これからもっと広げていかなくてはなりません。国をあげて取り組んでほしいですね」

と、冨樫は語る。

(第6章 夢の技術でエネルギーを“つくる”時代へ より)

『グローバル・リンクのエネルギー革命』の前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。


Ecoweb

エコスタイルの挑戦
~2030年までまだまだ必要、太陽光発電投資~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/kankyo#h.p_ID_216

第1章 本格的な再生可能エネルギーの時代が到来
第2章 太陽光発電事業で躍進するエコスタイル
第3章 あんしん太陽光発電エコの輪
第4章 顧客の声がエコスタイルの成長を後押し
第5章 木下公貴のめざす企業ビジョンと人生哲学
第6章 エコスタイルが描く再生可能エネルギーの未来図

エコスタイルが提案する自給自足プロジェクトは、太陽光、水力、地熱、風力、バイオマスといった、地域の財産である「自然の恵み」をエネルギー(電気)に換えて、その地域で消費することにより、自然を守るとともに自然を有効活用し、結果的にその恩恵が地域へ還元されることを原点とする。そして、地域における持続可能な循環型社会に根ざした電力事業のしくみを構築し、普及、発展させることで、地域の活性化や環境貢献に尽力していきたいとの考えが基本にある。

(中略)

「それぞれの地域には固有の資源があると思うのです。温泉があれば地熱を利用できるし、水が豊富な地域は小水力、日射量が多いところは太陽光を使うなど、当社では、それぞれの地域特性を活かした電源開発を提案させていただきます。

これまでは、二酸化炭素(CO2)を削減しようとすると経済活動を抑制することにつながると考えられがちでした。でも、そうではなく、われわれとしては、環境にも貢献でき、経済的にもプラスになるものをつくりたいのです。再生可能エネルギーを導入し、それに伴う産業が普及すれば、そこに雇用が生まれ、経済活動も活発化します。経済活動を抑制しないとCO2の削減はできないという古い発想は改めるべきで、むしろ、地域固有の自然資源を活用したエネルギー事業が地域経済にもたらすプラスの効果に目を向けてほしいと思います」

エネルギー事業というのは地域社会にとってインパクトを持つ事業である。エコスタイルでは、自給自足プロジェクトに積極的に取り組むことで、再生可能エネルギーによる地域電力インフラのイノベーションを推進し、さらには地方創生にもつなげていきたいとしている。

(第6章 エコスタイルが描く再生可能エネルギーの未来図 より)

『エコスタイルの挑戦』の前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。


こうした企業がもつ地球環境への思いや、その事業活動などを知ることにより、再生可能エネルギーへの理解が深まったり、地球環境の保全につながる行動を起こしたりするきっかけのひとつになれたなら……。

そんなことを思いながら、IN通信社では本をつくっています。





« 現役大学生が続々と起業! | トップページ | 「専修学校 #知る専」プロジェクトを知っていますか »

え:エコスタイルの挑戦」カテゴリの記事

く:グローバル・リンクのエネルギー革命」カテゴリの記事

さ:再エネ投資で未来をつくる」カテゴリの記事

カテゴリー

無料ブログはココログ