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2021/03/30

タイムズのカーシェア料金が4月1日から大幅値下げ! パーク24のもつ4つの資源のネットワーク化がいっそう進むか

Carsharing


カーシェアリングサービス大手の「タイムズカーシェア」が、4月1日から「タイムズカー」へと名称変更され、同時に料金体系の一部改定が実施されます。これにより、6時間を超える長時間の利用料金が平均で28%の値下げになるそうです。たとえば、配備車両が最も多いベーシッククラスでは、36時間の利用料金が約3000円の値下げ、72時間の利用料金は約6000円の値下げとなります。


2021年4月1日料金改定について(タイムズカーシェア ウェブサイト)
https://share.timescar.jp/news/2021/0225/314.html


ところで、「パーゴルフ+PLUS」のウェブサイトに掲載された記事「4月からカーシェア大手が大幅値下げ 新世代のゴルフの足として急浮上!?」(「パーゴルフ+PLUS」2021年03月20日 17時00分)によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大がなかなか収束に向かわないなかで、「密を避けられるスポーツ」としてゴルフを始める若者が増えてきているのだそうです。

ただ、ゴルフバックなどを持ってコースに行くにはクルマがあると便利ですが、最近の若者はクルマを持っていないことも多いため、レンタカーを借りる必要があったりします。

ところがいまは、新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響で営業時間を短縮しているレンタカー事業者が多く、ラウンド当日の朝にクルマを借りようと思っても、まだ店舗の営業が始まっておらず、ならば前日の仕事終わりに自宅近くで借りようと思っても、そのときにはすでに営業時間が終了しているといった、困った状況になっているらしいです。

その点、カーシェアリングは、店舗ではなく24時間稼働のシェアリングステーションでクルマを借りるため、予約さえとれればいつでも利用できます。

しかし、ゴルフのプレー時間は1ラウンドでだいたい4時間程度と言われ、さらに昼食の時間やコースへの行き帰りの時間などを加えると、ほぼ1日、朝から晩までクルマを借りっぱなしとなります。こうした長時間の利用では、カーシェアリングは料金的にレンタカーよりも割高感があり、それはそれで困ったなという状況にあったようです。

それが4月からの料金一部改定で、「タイムズカー」は長時間の利用料金がレンタカーとそれほど変わらなくなります。店舗の営業時間を気にせず必要なときに必要なだけ借りられて、料金もレンタカーなみとなれば、ゴルフをする人も気軽に利用できそうです。

「パーゴルフ+PLUS」の記事には、次のような記述がありました。



「タイムズカーシェア」を運営するパーク24グループに話を聞いてみると、営業時間に縛られない点以外にもカーシェアならではの利点があるという。

「近隣の駐車場から出発できるケースがレンタカー店舗よりも相対的に多いので、ゴルフバッグなどを持っての移動も楽にできる点などから、以前からゴルフとカーシェアの親和性は高いと考えていました。長時間利用でもレンタカー並みのお得な料金設定となりますので、ゴルフの後に近くにある観光スポットにも足を延ばしてみるなど、お出かけをより充実したものにしていただければと思います」(同社コーポレートコミュニケーション部)


なるほど、たしかに最近は、レンタカーの店舗より、コインパーキングやコンビニエンスストアの駐車場の一角などにあるシェアリングステーションをみかけることのほうが多く、距離的にも心理的にも身近な感じがします。重いゴルフバックを持って歩くことを考えれば、少しでも家に近いところでクルマに積みこみたいでしょう。そうした点でも、ゴルフとカーシェアリングは相性が良いようです。

加えて、パーク24グループとしては、料金改定による効果として、先のコメントの終盤部分にある「ゴルフの後に近くにある観光スポットにも足を延ばしてみるなど、お出かけをより充実したものにしていただければと思います」という部分にも、大きな期待をしているのではないかと思います。

というのは、パーク24グループでは、自分たちが持つ4つの資源=「人(会員)」「クルマ」「街(目的地)」「駐車場」のネットワーク化を推進しているからです(『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』鶴蒔靖夫/IN通信社より)

ご存じのとおり、パーク24グループは、コインパーキング「タイムズ」を中心に各種の駐車場ビジネスを展開し、駐車場の台数、件数ともに日本一を誇る(2020年10月末現在)、業界トップカンパニーです。

加えて、カーシェアリングサービスでも、車両数、会員数ともに業界トップです(2020年3月末現在)

さらに、パーク24グループが提供するさまざまなサービスの利用時に各種の優待や特典などを得られる会員制サービス「タイムズクラブ」の会員数は、約850万人(2020年10月現在)にものぼります。


パーク24株式会社 市場環境
https://www.park24.co.jp/ir/private/market.html


パーク24グループには「TONIC」というITシステムがあり、「タイムズ」駐車場の稼働状況などはすべて「TONIC」でデータ化されています。「タイムズクラブ」のポイント、カーシェアリングの予約や利用時間なども、「TONIC」によりデータ管理されています。

つまり、パーク24グループは、移動手段であるクルマ(カーシェアリングサービス)、そのクルマを駐めておく場所(駐車場サービス)、移動のためにクルマを使う人(会員サービス)を、すでに自社でネットワーク化しています。



(カーシェアリングサービスでは)予約に関するスケジューリングはもちろん、1回の利用時間や利用時間帯、各エリアでの利用状況や会員の年齢層、車種や色別の稼働率など、多方面から実に精緻な情報が集計される。もちろん各車両にはGPS機能も備わっているので、どのクルマがどこをどのように走ったかも把握可能だ。

さらに「タイムズカーシェア」の各車両には、パーク24グループが独自に開発した専用車載器が搭載されている。この専用車載器は、走行スピードの変化や、アクセルの開閉およびブレーキのタイミングなど、運転状況をつぶさに記録して本部へ送信する。これによって「クルマの運転見える化サービス」という画期的なサービスが生まれ、法人会員となっている企業のあいだで反響を呼んでいる。

『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』(鶴蒔靖夫/IN通信社)
第3章 時代をリードする「タイムズ」のモビリティ事業 より
「TONIC」は、すぐに大きな力を発揮した。駐車場ごとの満車・空車情報がリアルタイムで正確なデータとして蓄積され、それを分析することで、夜と昼の料金切り替えの時間設定や、料金変更といった対応も、タイムリーに行えるようになった。(中略) 運営データを蓄積することで近隣の駐車場の稼働状況が読み取れるようになり、それがエリアごとの新規開発にも活用されるようになった。駐車場が飽和状態にあるのか、それともたりないのかもわかるようになったので、たりない地区の物件開拓を優先したり、飽和が近いエリアでは小さい規模を開拓したりと、仕事の優先順位や目的も明確になってきた。
『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』(鶴蒔靖夫/IN通信社)
第2章 駐車場ビジネスをサービス業にした「タイムズパーキング」 より


また、「タイムズ」駐車場と提携している店舗を利用すると特典がある「たのしい街」というサービスもあります。さらに2018年からは、リアル店舗向けのキャッシュレス決済サービス「Times PAY」の提供も始めました。これらのサービスには、「目的地のネットワーク化」という狙いがあるようです。



「利用者と、移動手段であるクルマと、クルマの置き場所としての駐車場。この3つはわれわれにとって本来的な資源であり、ネットワーク化もされています。

しかし、利用者にとって移動の第一義は、『なにかをするために目的地に向かうこと』であって、移動手段は二義的なものにすぎません。ところが、われわれには利用者の第一義である『目的』がなんであるのか、わからないままでした。

これは非常にもったいないことではないかと、しだいに強く思うようになってきました。カーシェアリングやレンタカーを利用した方たちが移動先でなにをされたかがわかれば、利用者それぞれにマッチした、的確できめの細かいサービスを提供可能になるのではないかと考え、ここから『目的地のネットワーク化』という構想が始まりました。そして、その構想が、われわれの次のステージに向けての課題であると確信するにいたったのです」

『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』(鶴蒔靖夫/IN通信社)
第4章 「人」「クルマ」「街」「駐車場」の4つの資源をネットワーク化 より
「われわれは、『Times PAY』の第一義を決済のためのサービスとしているわけではありません。『Times PAY』は、総合的なネットワークを構築するための手段としているのです。

『Times PAY』の本来の目的は、われわれのネットワークの端末を配るということにあります。全国に約800万人いる『タイムズクラブ』の会員と『Times PAY』の加盟店が連動することで、『目的地のネットワーク化』という新たな移動の概念が普及していくと考えています」

『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』(鶴蒔靖夫/IN通信社)
第4章 「人」「クルマ」「街」「駐車場」の4つの資源をネットワーク化 より


パーク24グループは、「人(会員)」「クルマ」「街(目的地)」「駐車場」をネットワーク化することで、人とクルマと社会の新たな関係性を築き、地域の発展や活性化などにつなげていこうとしているようです。

4月からの「タイムズカー」の料金体系一部改定も、長時間利用の価格をレンタカーなみにまで下げることで使い勝手を良くすることの先に、「目的地のネットワーク化」による地域の発展や活性化などが目的としてあるのではないかと、『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』を読むと感じます。「パーゴルフ+PLUS」の記事に書かれた「ゴルフの後に近くにある観光スポットにも足を延ばしてみるなど、お出かけをより充実したものにしていただければと思います」という言葉にも、そうした思いが見えるような気がします。

コインパーキング事業者として、あるいはカーシェアリング事業者としてだけではなく、モビリティサービス全般におけるリーディングカンパニーとして社会に貢献していこうとするパーク24グループが、これまでに成してきたこと、いま行っていること、これから実現していこうとしていることなどに興味や関心がありましたら、『「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来』をぜひ、お読みになってみてください。


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「タイムズ」が切り開くクルマと社会の新たな未来
~パーク24グループの飽くなき挑戦~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/ryutsu#h.qa08udszk2iz

第1章 いま、創業の地から新たなるステージへ
第2章 駐車場ビジネスをサービス業にした「タイムズパーキング」
第3章 時代をリードする「タイムズ」のモビリティ事業
第4章 「人」「クルマ」「街」「駐車場」の4つの資源をネットワーク化
第5章 グループの総合力で時代に先駆ける「快適さ」を追求
第6章 稀代の経営者・西川清の「無から有を生み出す」発想と信念
第7章 「100年に1度の大変革」の先駆けとして

前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。



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