書籍・雑誌

2021/10/05

『「創意と工夫」で世界に挑む』 前書きと目次

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「創意と工夫」で世界に挑む
~グローバルアイケアカンパニー・オフテクスの挑戦~


著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-469-3
初版発行:2021年10月8日




はじめに

いまの社会はテクノロジーが高度に進化しており、新技術の開発から生産活動に至るまで、ありとあらゆることがデジタル化されている。仕事はもちろん、パーソナルな人間関係もリモートによる交流はあたりまえになっているし、新テクノロジーの開発もAIが牽引し、生産現場では3Dなどの最先端技術が主導しつつある。

日本はこの先端的な動き、とりわけデジタル化において先進国に遅れをとっていることを、認めざるをえない。近年、日本経済がパワーダウンしている理由の大きな部分は、デジタル化の遅れにあったと言える。

その遅れをいっきに取り戻そうと、菅義偉内閣はデジタル改革関連6法案(デジタル庁設置法、デジタル社会形成基本法、デジタル社会形成整備法、公金受取口座登録法、預貯金口座管理法、地方自治体情報システム標準化法)を2021年5月に成立させ、同年9月にはデジタル庁を新設する。なにかと動きの遅いこれまでとは打って変わって、驚くほどスピーディな対応だ。このデジタル庁の新設をきっかけに、およそあらゆる社会システムをオンライン化したデジタルガバメントを実現し、その担い手となるデジタル人材の育成にもいっそう注力するという。

だが、デジタル化は一方で、人の身体や暮らしにこれまで以上の負荷をかけることも予想される。特に懸念されるのは「眼」への負担だ。現状でさえ、パソコン、テレビ、スマートフォン、ゲームなどで眼は酷使されている。

人体は実に精巧な構造や機能を持っているが、同時に繊細で、きわめて傷つきやすいものでもある。デジタル技術が進化すればするほど眼への負担も大きくなり、視力障害も起こりやすくなる。実際、視力補正が必要な人は年々増加しており、発症も若年化している。

デジタル社会が進む今後は、これまで以上に眼に対する関心を高め、眼を大切にするライフスタイルを確立し浸透させていくことが、大きな課題になるはずだ。

近代テクノロジーの賜物であるコンタクトレンズは、正しく使用さえすればきわめて便利で有益だが、眼にとってはあくまでも異物であることを絶対に忘れてはならない。その異物を適切にケアし正しく使いこなしていくことが、近未来を生きるわれわれに求められる英知であるとは言えないだろうか。

ところが最近は、コンタクトレンズが不適切に使われるケースが増加の一途をたどっている。その結果、コンタクトレンズの使用が原因と思われる眼のトラブルも増えている。公益財団法人 日本眼科学会でも角膜感染症などのトラブルが頻繁に報告され、レンズケアへの関心を高めることと正しいケアについての指導および教育を強化することの必要性が、しばしば指摘されている。

「こうした流れは、コンタクトレンズケア用品を主力に40年歩んできたわが社がいっそう奮起し、もっと社会に貢献しなさいという、時代からのメッセージなのだと受け止めています」

こう語るのは、株式会社オフテクス 代表取締役社長の米田穣氏だ。

1981年に創業したオフテクスは、コンタクトレンズケア用品を主力に汎用性の高い一般用医薬品なども手がけるアイケア専門メーカーである。2020年度の年商は約45億円、市場シェアは12%で業界6位(2021年7月現在)となっている。

特に評価すべきは伸長率の高さだ。オフテクスはこの10年で売上規模を約2倍に成長させている。

その成長力の源泉は、まだ実現されていない新技術を常に追いかけ、日本初、世界初の製品を次々と開発して市場を切り開いてきた進取の精神と実行力にある。オフテクスの代名詞ともなっている、ポビドンヨードを配合したコンタクトレンズケア用品や、1回使い切りタイプの点眼薬などは、間違いなく世界のアイケア用品の最先端を行くものだ。

コンタクトレンズは、これまでは欧米や日本などの先進国で使われることが多かったが、いまでは中国、台湾、韓国などでも広く一般的に使われるものになっている。さらにシンガポール、ベトナム、中東、北アフリカなどでも使われるようになってきており、市場は今後、世界的に大きく伸びていくことは間違いない。

そのうえCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミック(世界的流行)を経験し、衛生に対する世界の人々の意識はこれまで以上に高まってきている。そうなれば眼に直接入れるコンタクトレンズのケアに対する関心も高まっていくに違いなく、コンタクトレンズケア用品の選択眼もいっそう研ぎ澄まされていくことになるだろう。つまり、まさにいま、時代がオフテクスに強い追い風を送っているのだ。

もちろん、いまはどの市場でも苛烈な世界競争が繰り広げられている。コンタクトレンズケア市場もけっして例外ではない。

だがオフテクスは、競争が熾烈になればなるほど優位に立てる強い武器を持っている。オフテクスの主力製品の多くは、日本初、世界初といった絶対的な強みを持つ製品だからだ。

「『創意工夫と挑戦』が、創業者である父・豊秋が貫いたオフテクスの精神でした。父の跡を継いだ私のポリシーは『継続は力なり』です。父が確立した精神を受け継ぎ、ポスト・コロナの世界の動きをいち早くとらえて、いっそうがんばっていこうと決意しています」

こう語る米田氏の言葉には、迷いもぶれもない。

実は、私と米田氏とは10年来のつきあいになる。10年前に出会った当時も、常に独自性のある製品の開発にこだわり続けてきた米田氏の経営姿勢におおいに心を動かされ、その感動を軸に私は1冊の本を上梓させていただいた。

そして今回、ひさしぶりの再会を果たした米田氏は、爽やかで若々しい雰囲気は当時と少しも変わらないままに、この10年間で売上規模を約2倍にまで発展させてきた自信が備わり、新たな時代をリードする経営者へとみごとに成長していた。

本書は、日本初、世界初の製品を次々と開発しコンタクトレンズケア市場をリードし続けてきたオフテクスの成長の軌跡を追いながら、今後さらに大きく躍進しようとしている同社への期待と応援を込めてまとめたものだ。厳しい市場競争のなかで戦い続けている多くの経営者や企業家の方たちにとって、米田氏が進める経営のあり方や、経営者として、さらには、ひとりの人間としての生き方が、ビジネスを力強く発展させていくうえでのひとつの指針になることを切に願っている。

なお、本文中の敬称は略させていただいたことを、あらかじめお断りしておく。


2021年8月  鶴蒔靖夫




はじめに


第1章 近視時代とコンタクトレンズ

2050年、世界の半数の人は近視になる
アジアで特に増加している近視人口
誰もが避けられない老眼
13世紀にイタリアで誕生した眼鏡
眼鏡からコンタクトレンズへの流れ
ダ・ヴィンチが発見したコンタクトレンズの原理
コンタクトレンズは「高度管理医療機器」
正しいレンズケアができていない人が半数近くも
コンタクトレンズユーザーの低年齢化が進む
眼のトラブルにはどのようなものがあるか
オフテクスのミッションが強く求められている


第2章 日本初、世界初にこだわるオフテクス

コンタクトレンズケア用品にはそれぞれに違いがある
ソフトコンタクトレンズケア用品の3つのタイプ
相次ぐ試練を乗り越えて未知の領域に挑む
独自路線に切り替えてユニークな製品を次々と開発
ポビドンヨードとの出合い
世界初のポビドンヨード配合のコンタクトレンズケア用品が完成
さらに高かった厚生労働省認可の壁
市民権を得たポビドンヨード配合のコンタクトレンズケア用品
国民生活センターの調査結果もポビドンヨードを高く評価
独自性の高いコンタクトレンズケア用品が次々に誕生
新製品が完成したその日から次の進化に向けた開発が始まる
機能性ヒアルロン酸を配合した新「クリアデュー」シリーズ
新「クリアデュー」シリーズのラインアップ
1回使い切りという画期的な発想の点眼薬
コンタクトレンズケア用品の開発で培ってきた眼科医療の研究成果


第3章 研究から製造までの自社一貫体制で日本初、世界初を実現

研究開発こそがオフテクスの生命線
社員の10人に1人は研究開発スタッフ
眼科医も高く評価する学術活動
創業以来の研究データは新製品開発の源泉
自社工場生産へのこだわり
兵庫県豊岡市に建つ3000平方メートル超の自社工場
一貫工程で全製品を製造
3つのゾーンで構成される豊岡工場
防腐剤フリーの点眼薬を製造するBFS充填機を3台保有
豊岡市の雇用を支え、地方都市の活性化に貢献する


第4章 「川上、川下戦略」と海外展開でシェア拡大に挑む

眼科医への丁寧な説明でシェアアップをめざす
クオリティの高さこそがオフテクスの誇り
2本社制で市場での存在感を高めていく
店頭からの発信力を高めてシェアアップにつなげる
新シリーズを起爆剤にいっきに攻めに転じる
健闘光る海外市場
社員の成長を促す研修センター「豊穣館」
オフテクスの研修メニュー
社員間の連携により真のワンチームに


第5章 オフテクス40年の歴史

創業者の偉大な構想をいまに伝える「米田豊秋記念ホール」
研究職からセールスエンジニアへ
コンタクトレンズケアとの出合い
世界の巨象に正々堂々と立ち向かう
あえて特許は取得しないと決断
自社工場の完成が発展を加速
父から子へ受け継がれた「創意工夫」の精神
海外市場への進出
米田が社長に就任し、豊秋は会長に
豊秋、突然の逝去


第6章 グローバルアイケアカンパニーをめざす

右肩上がり路線を取り戻すための成長戦略を策定
特殊コンタクトレンズに対するニーズの高まり
時代は機能の高いコンタクトレンズケア用品を求めている
新発想の点眼薬を開発し、医薬品領域も積極的に拡大する
メディカルデバイス事業を本格始動
日本発のグローバルスタンダードを確立し、世界市場で戦っていく
社員それぞれに成長のチャンスを与える企業に
世界の眼科医療に貢献するオフテクス


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2021/09/07

『直感を確信に変えて 太陽光にかけた夢と情熱』 前書きと目次

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直感を確信に変えて
太陽光にかけた夢と情熱
~富士テクニカルコーポレーション社長・小川毅一郎 信念の経営~


著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-470-9
初版発行:2021年9月10日




はじめに

「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする」

2020年10月26日、菅義偉首相は内閣発足後初の所信表明でこう宣言した。これは、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた環境整備を、国をあげて迅速かつ強力に推進するという表明である。電力分野においては、多量の二酸化炭素を排出する化石燃料による火力発電からクリーンな再生可能エネルギーによる発電へと、転換を図るということにほかならない。

さらに菅首相は、2021年4月にアメリカが主催した「気候変動サミット」に合わせて、温室効果ガスの排出量を2030年度までに2013年度比で46%削減するという新たな目標を発表した。これまで目標として設定していた26%削減から大幅に上積みされたわけで、これを達成するためには再生可能エネルギー比率の拡大など、電源構成の抜本的な見なおしが不可欠となる。そこで経済産業省では、2030年度の新たな電源構成において、総発電量に占める再生可能エネルギーの割合を、現行目標の22%~24%から36%~38%へと引き上げることを検討しているという。

世界のエネルギー市場では、二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーが、すでに新たな電力供給源として比重を増しつつある。再生可能エネルギーには、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどがあるが、日本で当面、主力となるのは、発電設備の設置が比較的容易な太陽光発電だろう。

国は、再生可能エネルギーの普及を促そうと、家庭や事業所などにおける太陽光発電の余剰電力買取制度を2009年11月にスタートした。そして東日本大震災後の2012年7月には、これを再生可能エネルギーの固定価格買取制度(Feed-in Tariff/FIT)へと移行した。

FITは、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスのいずれかで発電した電気を、電力会社が一定期間、固定価格で買い取ることを国が約束したものだ。導入の背景には、東京電力・福島第一原子力発電所の事故を受けて、当時の民主党政権が脱原発をめざし、再生可能エネルギーの普及へと大きく舵を切ったことがあげられる。

当初は、再生可能エネルギーの普及を促進することを目的に、10キロワット以上の産業用太陽光発電システムでの買取価格は1キロワット時あたり40円(税別)と、高額に設定されていた。産業用太陽光発電では高額での買い取りが20年間保証されるため、そこにビジネスチャンスを見いだして、太陽光発電事業に参入する企業が相次いだ。

しかしその後、太陽光発電の普及拡大にともなって、買取価格は年々下落していった。現在では、大型の産業用太陽光発電システムについては買取価格に入札制度が導入されており、上限価格は1キロワット時あたり10.25円(2021年度 第11回)にまで引き下げられている。

加えて2019年からは、FITの前身である余剰電力買取制度の対象として設置された住宅用太陽光発電システムから順次、買取期間が満了を迎え始める。これにより、太陽光発電事業者の経営環境は厳しい状況におかれることは否めず、そのことにより発電事業からの撤退を余儀なくさせられる企業が続出すれば、太陽光発電市場の停滞が懸念される。

そうした状況下において、老舗企業として日本の太陽光発電システムの普及に尽力しているのが、本書で紹介する株式会社富士テクニカルコーポレーション(本社:千葉県匝瑳市)だ。

富士テクニカルコーポレーション 代表取締役の小川毅一郎氏は、1946年に千葉県で生まれ、自然豊かな環境の中で太陽の恵みを存分に受けながら子ども時代をすごした。自然環境への思い入れが人一倍強い小川氏は、社会人となった1970年代に2度のオイルショックを経験したことで、自然のエネルギーである太陽光の恩恵に、あらためて気づかされたという。

そこで、「石油や石炭、天然ガスなどの、枯渇が懸念される化石燃料に依存するのではなく、無限とも言える再生可能な自然エネルギー、とりわけ太陽光こそが、エネルギー問題の光明となりうる。人類の未来を支えるのは、クリーンエネルギーの太陽光にほかならない」という信念のもと、太陽熱温水器の販売会社として京葉ソーラー株式会社を1982年に設立(2001年に富士テクニカルコーポレーションに社名変更)。その後、京セラ株式会社が日本初の住宅用太陽光発電システムを発売し、販売代理店を募集し始めると、いち早く代理店契約を結んで、太陽光発電事業をスタートさせた。

このように、一般住宅に太陽光発電が導入された当初より太陽光発電システムの設置を手がけ始めた富士テクニカルコーポレーションは、以来、太陽光発電事業を経営の中心に据えて事業を拡大・発展させてきた。FITが導入されてからは事業の主軸を、それまでの住宅用から、産業用の中型・大型太陽光発電システムへと徐々に切り替えていった。現在は、分譲用メガソーラー(1メガワット=1000キロワット以上の出力)を含む高圧の太陽光発電システムを中心に、土地の仕入れから設計、施工、販売、O&M(運用管理と保守点検)までをワンストップで手がけている。

「それぞれの業務を専門で行っている会社はたくさんありますが、太陽光発電システムの設置に適した用地を自力で開発し、設計、施工からアフターメンテナンスまでのすべてを一気通貫で行える会社は、それほど多くはないでしょう。こうした一気通貫体制を構築している点が当社の最大の特徴であり、それらを行える人材を有していることが当社の強みです」

と言って、小川氏は胸を張る。

富士テクニカルコーポレーションでは、自社開発した太陽光発電システムを、分譲販売するだけでなく自社でも保有しており、それらを合わせると発電量は120メガワットにのぼる。これは、一般住宅用に換算すると約4万件分に相当し、千葉県内ではトップクラスの実績を誇る。

富士テクニカルコーポレーションは、FITの施行を機に飛躍的な成長を遂げ、いまでは年商55億6000万円(2020年1月期。グループ売上)、社員数146名(2020年9月現在)を数えるまでになっている。ただ今後、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー市場は、FIT後の社会を見据えた「Non-FIT」をキーワードとするビジネスモデルの構築が求められるなど、新たな時代の幕開けを迎えることになる。

「地球温暖化対策として、2050年までに温室効果ガスの排出量ゼロをめざすというのは世界的な流れとなっています。いまはまさに化石燃料から再生可能エネルギーへと移行する、エネルギー革命とも言うべき、時代の転換点を迎えているのではないでしょうか」

このように語る小川氏は、Non-FITの時代には、これまでのような大きな収益は望めないとしても、蓄積してきたノウハウを駆使して、太陽光発電事業を徹底的にやり抜く考えだ。

小川氏は、地球環境問題を考えるうえで再生可能エネルギーが必要とされる時代が必ず来ると確信したからこそ、FITの導入前から一貫して太陽光発電事業に取り組んできた。やがて再生可能エネルギー主体の世の中になったときにも、その中心となって普及をリードできる企業であり続けたいとの思いがある。今後も需要があるかぎり投資型の中型・大型太陽光発電システムの開発を進める一方で、Non-FITの時代に対応するべく、「電気は、使うより、つくる時代へ」をキャッチフレーズに、自家消費型の太陽光発電システムの普及拡大にも力を注ぐ。

「クリーンエネルギーと自然との共生」を経営理念に掲げる富士テクニカルコーポレーションは、今後も太陽光発電を事業の柱に据えていく姿勢に変わりはないが、加えて、風力やバイオマスなど、太陽光以外の再生可能エネルギービジネスにも意欲を示す。また、事業の多角化を図るため、太陽光発電と農業とを組み合わせたソーラーシェアリングに取り組むなど、新規事業の立ち上げも着々と進めている。

本書は、再生可能エネルギーの普及を促進することで人々の豊かな暮らしの実現に貢献する、富士テクニカルコーポレーションの事業活動を紹介するとともに、創業社長である小川毅一郎氏の経営理念および人生哲学に迫るものである。すでに再生可能エネルギー事業に携わっている方のみならず、地球の未来を考え、これから再生可能エネルギーによる発電事業への参画を検討している方にとっても、本書がなんらかの指針となれば幸いだ。

なお、本文中の敬称は略させていただいたことを、あらかじめお断りしておく。


2021年8月  鶴蒔靖夫




はじめに


第1章 真の再生可能エネルギー時代が到来

再生可能エネルギーがエネルギー自給率を高める鍵に
FITが太陽光発電システムの普及を後押し
市場の停滞が懸念される太陽光発電
温室効果ガス排出量の削減目標をさらに上積み
脱炭素社会を視野に入れた電源構成比率の見なおし
再生可能エネルギー比率向上の切り札として期待される太陽光発電
太陽光発電は将来のベースロード電源になりうるか
あらゆる政策ツールで企業のグリーンイノベーションを後押し
再生可能エネルギー発電は自家消費の時代へ


第2章 「クリーンエネルギーと自然との共生」をめざして

自然の恵みである太陽エネルギーの活用を創業当初から志向
住宅用太陽光発電市場にいち早く進出
経営理念に「クリーンエネルギーと自然との共生」を掲げる
産業用太陽光発電へと事業の軸足を移す
遊休地や耕作放棄地の有効活用に太陽光発電所を
産業用太陽光発電には金融商品としてのメリットも
土地の仕入れから設計、施工、販売、O&Mまでの一貫体制
質の高い設計・施工が顧客の満足度を高める
脱炭素社会の実現に向けて自社でも太陽光発電を導入


第3章 電気をつくり、蓄えて、使う時代へ

FIT期間満了後の2つの選択肢
電気をつくり、蓄えて、使う時代
太陽光発電と蓄電池との連携を推進
HEMSや「エコキュート」との組み合わせでスマートライフを
家庭用では原点に立ち返り、訪問販売の復活を
一般家庭に向けた電力の小売事業にも意欲
企業でも注目され始めた自家消費型太陽光発電
自家消費型なら優遇税制の活用も
蓄電池との併用で非常用電源としてのBCP対策も
環境問題への取り組みが企業価値を高める


第4章 太陽光発電の性能を最大限に発揮するO&M

長期的な安定稼働を支えるO&Mの重要性
太陽光発電で起こりがちなトラブルのあれこれ
「早期発見、早期対応、早期解決」がモットー
メンテナンスのすべてを担う少数精鋭の技術者チーム
万が一に備える、安心の災害・賠償・休業補償
中古市場の拡大で高まるO&Mのニーズ
質の高いメンテナンスを武器に中古物件の売買にも意欲


第5章 創業社長・小川毅一郎の経営理念と人生哲学

失われし自然豊かな原風景に思いを馳せる
高校の機械科に進学し、エンジニアの道へ
技術職よりも営業職に向いていることを自覚
経営者にとって大切な直感力
リフォーム事業は太陽光発電事業に参入するまでの仮の仕事
住宅用太陽光発電からメガソーラーへと方針転換
地元に信頼される企業をめざす
企業人に求められる理想を追求していく
組織固めとして新卒採用に踏みきる
人間学の訓話を新入社員教育に盛り込む
座右の銘は「耕せや真実一路が宝船」


第6章 富士テクニカルコーポレーションが描く未来図

競争激化が予想される再生可能エネルギー市場
農業と発電の両立をめざすソーラーシェアリング
新しいかたちのソーラーシェアリングに挑む
太陽光発電を活用した次世代型農業モデルを模索
太陽光以外の再生可能エネルギー発電事業にも意欲
地域の活性化に貢献するべく新規事業にも着手
半永久的に続くと思われる太陽光発電の需要


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2021/03/04

『白石幸生のアートビジネスの世界』のKindle版がリリースされました

1月末の発売以来、丸善 丸の内本店では週刊ベストセラーランキングのビジネス書ジャンルで第7位(2月4日~10日)に入り、Amazon売れ筋ランキングではサービス・小売一般関連書籍ジャンルで第3位(2月24日~25日)に入るなど、おかげさまで初動良好の『白石幸生のアートビジネスの世界』が、Kindleブックでも読めるようになりました。


『白石幸生のアートビジネスの世界: 画廊経営から誕生した NEW ART HOLDINGS』Kindle版


ブライダルリング(エンゲージリング&マリッジリング)の専門店として人気の高い「銀座ダイヤモンドシライシ」や、高級ダイヤモンドブランドとして世界中で名が知られている「エクセルコ ダイヤモンド」の店舗を運営・展開しているのが、白石幸生さんが率いるNEW ARTグループです。

白石さんは、もともとは日本の美術作品、なかでも特に日本の現代アートを積極的に発掘・紹介するギャラリスト(画廊をもつ美術商)として、世界の美術界で名が知られている人物です。

『白石幸生のアートビジネスの世界』では、アートを心から愛し、アートのもつ力の大きさと価値の高さを信じているギャラリストが、実業家としてジュエリー事業をどのように開拓し、事業化し、展開してきたのかを主軸に、白石さんのビジネス哲学の根底に流れる「アート的発想」とはどういうものかを探り、その「アート的発想」によりどのようにビジネスが生まれるのかを考察していきます。

「美(アート)」をキーワードに、「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」のほかにも、エステティックサロンの「ラ・パルレ」、ゴルフショップの「CRAZY」、日本のアートの発信基地である「NEW ART LAB」など、さまざまな事業を多角的に展開し業績を伸ばすNEW ARTグループのユニークな事業活動や経営手法の根本にある「アート的発想」に、ぜひふれてみてください。


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白石幸生のアートビジネスの世界
~画廊経営から誕生した NEW ART HOLDINGS~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/ryutsu#h.p_ID_38

第1章 コロナ禍と日本の結婚事情
第2章 ブライダルジュエリー業界のトップランナー
第3章 アートを基軸とした事業展開で躍進するNEW ARTグループ
第4章 夢中になれる人を応援する環境づくり
第5章 ナンバーワン経営をめざす白石幸生の発想の原点
第6章 「アート王国・日本」をめざし、さらなる飛躍へ

前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。



2021/03/03

『三光ソフラングループ 未来への挑戦』 前書きと目次

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三光ソフラングループ 未来への挑戦
~真の「幸せ」と「豊かさ」を ―― 人生100年時代を支える「お金持ち大家さん」の魅力~


著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-465-5
初版発行:2021年3月12日




はじめに

2019年の日本人の平均寿命は、男性81・41歳、女性87・45歳となり(厚生労働省「令和元年簡易生命表の概況」)、人生100年時代はまさに目前といった状況だ。

長寿はおおいにめでたいことだが、その一方で、人生が長くなればなるほど、アクシデントに見舞われる可能性も高くなる。地震、台風、洪水などの自然災害に遭う可能性もあれば、バブル経済の崩壊やリーマンショックなどのような経済不況の大波が襲ってくることもある。最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに世界中が震撼した。

生きていれば必ず、なにか事件や事故は起こるものだ。どれほど英知を働かせようと、人類の技術がどれほど高度に発展しようと、そうしたアクシデントを完全に避ける方法は、おそらくない。だからといって、ただ手をこまぬいているだけでは、生きている甲斐がない。

「いちばん大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである」

これは、古代ギリシャの哲学者・ソクラテスの言葉だ。紀元前5世紀に生きたソクラテスは、当時すでにそのことを看破していた。

長寿が普通になればなるほど、特に人生の後半生をどう生きるか、その充実がいっそう強く求められるのではないだろうか。人生100年時代では、60歳~65歳で定年を迎えたとしても、その後も人生は30年余りも続く可能性が高い。その30年をどう生きるか。「終わりよければすべてよし」という言葉もあるように、人生の満足度は、「終わり」の30年に大きく左右されると言えそうだ。

ところが日本では、人生の後半は非常に厳しい状況におかれるのが現実だ。年金支給額は現在ですら、定年まで勤めあげても、夫婦の年金を合わせただけでは、どうにか暮らせるかすら危うい状況にある。今後は年金支給額がさらに下がっていくことが予想され、そうなった場合、年金だけでは生活ができなくなるだろう。

そもそも定年年齢も65歳にまで引き上げられ、今後さらに70歳にまで延長される可能性が高い。仕事を引退し、悠々自適の生活をしたくても、そう簡単には仕事を辞められないし、辞めたら辞めたで年金だけでは暮らしていけない。

実際、2019年6月に金融庁の金融審議会がまとめた報告書「高齢社会における資産形成・管理」では、定年後には生活費などの支出に対し年金などの収入が毎月約5万円の不足となり、そのため定年後に30年生きるには、金融資産「約2000万円の取崩しが必要」と指摘している。つまり、政府自ら、現在の公的年金制度では、老後の生活は支えられないと公言したわけだ。

ところが、これに対して「政府は公的な責任を放棄している」と国民から非難の声があがると、政府はあわてて「この報告は世間に対して不安や誤解を招く」と釈明。この報告書を正式なものとしては受け取らないとして、事実上葬った。つまり、国民の老後の生活不安はそのまま蓋をされたかたちとなり、国が問題の本格的な解決に臨むことは期待できないということが露呈した。

日本はしばしば、公的な問題解決力は低いが、民間のパワーはそれを補って余りあるほど優れていると言われる。老後の生活不安についても、不安のない、安定的で豊かな老後の暮らしを実現するスキームを20年近くも前につくり、みごとな解決策をすでに示している民間企業がある。それが本書で紹介する、三光ソフランホールディングス株式会社(本社・東京都中央区八重洲)だ。

三光ソフランホールディングスは、傘下に三光ソフラン株式会社、株式会社アップル、株式会社アミックス、株式会社KACHIALなど18社(2020年10月現在)を擁する一大企業グループだ。不動産事業を中心に、宿泊事業、医療事業、軽飲食事業、保育園事業など、幅広く事業を展開している。

なかでも中核となっているのは「お金持ち大家さん」という事業だ。これは「不安のない、安定的で豊かな老後」を約束する、いま最も必要とされ、求められている事業である。そのしくみは本文で詳しく説明するが、聞けば聞くほど「お金と頭は使いよう」だと納得できる。この「お金持ち大家さん」を実行し、ゆとりのある老後を楽しんでいたり、老後の不安を感じずにリタイアの日がくることを待望していたりする人は、すでに1500人(2020年5月現在)に及ぶという。

三光ソフランホールディングスを創業し、一代で今日の一大企業グループにまで育てあげてきた、代表取締役の高橋誠一氏の生き方にも、目を見張るものがある。埼玉県大宮市(現・さいたま市)の、いわゆる「米屋」の息子に生まれたというから、経営者としての後ろ盾も、元手となるような資産も、高橋氏にはなかったはずだ。だが、大学を卒業して家業を継ぐと、たちまち県下一の米穀店チェーンに成長させ、店舗数を四十数軒にまで拡大させた。その後、不動産業に転じてからは多彩な事業を手がけ、どれも県下一番、関東一番、業界一番、日本で一番と、すべて「一番」にしてしまったのだ。こうした実績を聞けば、高橋氏のもつ経営者としての資質が並のものではないことがわかる。

高橋氏の経営方針は、驚くほど明快だ。人々が「必要としているもの」「あるといいと思っているもの」ならば、すぐにその実現に向けて行動を起こすこと。それに尽きると言うのだ。

人を喜ばせ、幸せにすることが、とにかく大好きだという高橋氏は、
「要は、おせっかいなんです」
と言って苦笑するが、その実は、「社会のニーズをいち早くとらえ、迅速に行動する」というビジネスの成功法則を、ひたすら実践してきた人物だと言えるだろう。そしてこの法則は、経営者としてばかりでなく、いかに生きるべきかという問いにも答える、松下幸之助氏や稲盛和夫氏など人生哲学の英傑の教えにも通じるものだ。

高橋氏と私の交流が始まったのは20年ほど前からだ。当時の三光ソフラングループはホールディングス体制に移行する前で、年商60億円ほどの、正直に言えばまだ発展途上の企業だった。それまでは事業内容を不動産の有効活用に特化していたが、このころに社会的需要の多い高齢者ビジネスに参入し、高齢者ケアのうちでも特に必要度が高いにもかかわらず、採算効率的に課題が多いことなどから参入者が限られていた、認知症高齢者のためのグループホーム事業に力を入れていた。この事業は、数年後には、グループホームとしては日本一のベッド数を有する規模にまで拡大した。

その後の高橋氏の歩みは「驀進」の2文字に集約される。

現在、三光ソフラングループの主軸企業である三光ソフランは、不動産、建築、コンサルティングを手がけており、なかでも個人年金づくりを推進する「お金持ち大家さん」は他の追随を許さない。

また、アパート・マンションなどの仲介・管理事業を行うアップルは、Apaman Network株式会社がフランチャイズを展開する「アパマンショップ」加盟店のなかで、店舗数、仲介件数ともにナンバーワンの実績を誇る。

ほかにも、三光ソフランと同様の不動産活用やサブリース事業を、事業エリアや顧客対象を変えて展開するアミックスとKACHIAL、さらには宿泊事業や医療事業を手がける企業などをも、三光ソフランホールディングスの傘下に擁する。

しかも、それぞれの企業にも関連会社が複数存在するため、それらすべてを合わせれば50社を超える規模になる。残念ながら紙面の都合もあり、本書でそれらすべての企業について紹介することはできない点については、ご了承いただきたい。

グループ全体の年商は500億円を超え(2020年現在)、1000億円企業への道もすでに確実に視野に入っているという。

現在、高橋氏のビジネスは、不動産事業の枠を超え、新たな領域へと次々と拡大している。それも、単なる思いつきによる拡大ではなく、不動産ビジネスで得た情報を存分に活用し、社会の動きや人々のライフスタイルの変容などを正確にとらえたうえでの拡大なので、その歩みには迷いも逡巡もない。ビジネスのフィールドも日本を飛び出し、世界に拠点を次々と築き始めている。

しかも、多くの創業経営者が悩む事業承継においても死角はない。高橋氏は、長男の幸一郎氏と次男の大輔氏という、2人の優秀な継承者を育てているからだ。タイプの異なる個性をもつ幸一郎氏と大輔氏がいることで、今後の三光ソフラングループは多様な可能性に満ちており、今後どこまで発展していくのか、ますます楽しみになってくる。

本書を通じて多くの読者が三光ソフラングループの存在と高橋氏の経営哲学を知り、そのことによって明日の日本に対する希望を抱くことができたなら、著者としてこれ以上の幸せはない。

なお、本文中の敬称は略させていただいたことを、あらかじめお断りしておく。

2021年1月  鶴蒔靖夫




はじめに


第1章 いざというとき、国が頼りにする男

国の提供数を上まわる数の「みなし仮設住宅」を提供
豊富な人脈、圧倒的な情報力、群を抜く行動力で信頼を得る
「世のため、人のため」という精神が経営を成功に導く
三光ソフラングループの「大切な言葉」


第2章 不動産活用で豊かかつ幸せな人生を実現する

世界62位と想像以上に低い日本の幸福度
老後の生活資金に対する不安が強い日本
退職金を取り崩す日々では不安がつのるのもあたりまえ
いっそう厳しくなる年金の将来
「あなた任せ」では満足な老後を期待できない
自己資金2000万円で始める夢の不動産活用「お金持ち大家さん」
信頼できるパートナーと組むことが成功の鍵
2棟目、3棟目と増やすことで生活はさらに安定する
自己資金1000万円以下でも「個人年金」はつくれる
土地オーナーの財産を守る「財産ドック」
40人のメンバーで「財産ドック」をスタート
「財産ドック」の最初の成果は共済制度の設立
「説得する」のではなく「納得してもらう」
土地オーナーのためのさまざまなサポートを実施
バブル崩壊時もほぼ無傷で乗りきれた理由


第3章 三光ソフラングループの多彩な不動産事業

賃貸不動産の全国ネットワークを実現した「アパマンショップ」
全国賃貸管理ビジネス協会の会長として業界を牽引
「アパマンショップ」でナンバーワンの実績を誇るアップル
他社に先駆けてサブリースを導入したアミックス
小規模な土地活用で力を発揮するシャイン・コーポレーションとパイン
横浜で圧倒的な存在感を発揮する横濱コーポレーション株式会社
不動産活用の新たな価値を創造するKACHIAL
JAとの提携から民泊事業のパイオニアへ
世界規模の資産運用を推進
5年後、10年後の経営を追っていく


第4章 「一番」がいちばん似合う男 ― 高橋誠一・経営者人生の軌跡 ―

人生を好転させるポイントは「利他の心」にある
どんなことでも「やり方」「生き方」は自分で決める
どんなことにも必ず「改善」「改良」「改革」の余地がある
どんなことがあっても絶対に嫌な顔はしない
10億円、100億円を動かす人間になりたい
ビジネスでも鮮度が大事、やると決めたら即実行
とことん熱心に取り組むこと以上にお客の心をつかむ方法はない
知らないことは正直に「知らない」と言って教えてもらい、教えは素直に取り入れる
「学ぶ」は「まねぶ」
脳みそが千切れそうになるまで考えて考えて考え抜け
最低3人の意見を聞くが、決めるのは自分自身
人が幸せになる、人が喜ぶ。それが事業の究極の目的
社会的使命を帯びた事業なら、どんなに困難でも挑んでいく
ひたすら前に進んでいけば、すべてがポジティブに変わっていく
素直な心で新事業にどんどん挑戦すれば、人間性や生き方も広がっていく


第5章 宿泊事業や医療事業などの新領域へ

不動産の価値を高める宿泊事業
2030年、観光は自動車を超える巨大市場になる
京都巡りを心ゆくまで楽しめる宿「Stay SAKURA Kyoto」
江戸の伝統と東京の魅力の両方を味わえる「Stay SAKURA Tokyo」
日本のビーチリゾート「宮古島」から世界のビーチリゾート「ハワイ」へ
在宅医療を強力にバックアップするメディカルホットライン
医師が24時間常駐する「ひかりクリニック」
地域に愛される在宅医療の総合クリニックをめざす
患者の利便性向上と医療者としてのレベルアップを図る
「ご用聞き」精神を遺憾なく発揮して地域に貢献
コロナによる医療危機救援に活路を開いた「在宅医療政治連盟」
保育園運営やフィットネス事業などでも社会に貢献


第6章 三光ソフラングループの人づくりと未来戦略

輝く目をもつ人材を徹底的に磨いてダイヤモンドにする
固定観念を壊していく人材を採用し、OJTで鍛えていく
絶対にあきらめず、とことんやりきる人を応援する
やりたい仕事に挑戦し、失敗を恐れず前へ進め
ダイアリーと日程表で時間を効率的に管理させる
さらなるIT化を促進し、新しい技術やサービスにも挑戦
観光立国にもさらに貢献していく
三光ソフラングループの未来をつくる理想的な事業承継者たち
多彩な社会貢献活動で世界の人々の幸福に寄与する
120歳、130歳になっても経営トップであり続ける


IN通信社の本 セミオフィシャルサイトへ行く




2021/02/24

『白石幸生のアートビジネスの世界』がサービス・小売一般関連書籍ジャンルで第3位!

丸善 丸の内本店さんの週間ベストセラーランキング(2月4日~10日)ビジネス書ジャンルで第7位に入った『白石幸生のアートビジネスの世界』が、今度はAmazon 売れ筋ランキング(2月24日)サービス・小売一般関連書籍ジャンルで第3位にランクインしました! ありがとうございます。


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「普通なら、画廊経営で成功を収めたらそれでよしとして、のんびりする人が多いのですが、私はそれができない性質なのです。
ひとつの山の頂にたどり着いたときには、次の山が見えてきます。すると、次はその山に登らずにはいられないのですね。でも、そのためには、いちど麓まで下りていき、いろんなリスクを背負ってふたたび登っていかなければなりません。私の人生は、そうしたことの繰り返しです。なにがあってもあきらめず、何度も新たな挑戦を続けてきた、そんな気がします」

こう語る白石幸生氏が「アート的発想」で手がけるさまざまな事業が、どのような挑戦から生まれたのか。白石氏が率いるNEW ARTグループは、どのような理念や哲学で事業展開をしているのか。
「アートの持てるすべての力であなたを美と健康と幸せに導きます」を理念に掲げるNEW ARTグループのユニークな経営スタイルを紹介し、その根底にある白石氏の「アート的発想」に迫る『白石幸生のアートビジネスの世界』。ぜひ、お読みになってください。


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白石幸生のアートビジネスの世界
~画廊経営から誕生した NEW ART HOLDINGS~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/ryutsu#h.p_ID_38

第1章 コロナ禍と日本の結婚事情
第2章 ブライダルジュエリー業界のトップランナー
第3章 アートを基軸とした事業展開で躍進するNEW ARTグループ
第4章 夢中になれる人を応援する環境づくり
第5章 ナンバーワン経営をめざす白石幸生の発想の原点
第6章 「アート王国・日本」をめざし、さらなる飛躍へ

前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。



2021/02/17

『白石幸生のアートビジネスの世界』がビジネス書ジャンルで7位!

1月新刊の『白石幸生のアートビジネスの世界』が、丸善 丸の内本店さんの週間ベストセラーランキング(2021/2/4~2/10)で、ビジネス書ジャンルの7位に入りました! ありがとうございます。



上の写真は、丸善さんのTwitterに掲載されているものです。下段左側の、黄色と白と赤の華やかなカバーの本が当社の本です。


ビジネスに必要なのは「アート的発想」だと、白石幸生氏は言います。

「アートには、同じものはひとつとしてなく、革新性、独創性が求められます。人のまねは絶対にせず、オリジナリティをどこまで出せるか、そして常に新しいものを追求していく姿勢が、アートではなによりも重要です。これは経営においても同じことが言えます」

この言葉どおり白石氏は、「アート的発想」で、ブライダルジュエリーの「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」、エステティックサロンの「ラ・パルレ」、日本のアートの発信基地である「NEW ART LAB」、ゴルフ用品製造販売の「CRAZY」など、多角的に事業を展開し、業績を伸ばしています。

本書では、「アート(美)」をキーワードにしたユニークな事業活動を行うNEW ARTグループの経営スタイルや戦略などを紹介するとともに、グループを率いる白石幸生氏の経営理念および人生哲学にも迫ります。

ビジネス書の企業・業界研究ジャンルのものがお好きな方はもちろん、「アート的」なビジネス発想に関心がある方、オリジナリティのある事業の展開や開発のしかたに興味がある方などにも、お楽しみいただければと思います。


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白石幸生のアートビジネスの世界
~画廊経営から誕生した NEW ART HOLDINGS~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/ryutsu#h.p_ID_38

第1章 コロナ禍と日本の結婚事情
第2章 ブライダルジュエリー業界のトップランナー
第3章 アートを基軸とした事業展開で躍進するNEW ARTグループ
第4章 夢中になれる人を応援する環境づくり
第5章 ナンバーワン経営をめざす白石幸生の発想の原点
第6章 「アート王国・日本」をめざし、さらなる飛躍へ

前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。



2021/02/16

『学校法人電子学園の新たなる挑戦』がノンフィクションジャンルで5位!

1月新刊の『学校法人電子学園の新たなる挑戦』が、丸善 丸の内本店さんの週間ベストセラーランキング(2021/1/28~2/3)で、ノンフィクションジャンルの5位に入りました! ありがとうございます。



上の写真は、丸善さんのTwitterに掲載されているものです。上段右端にある、白いカバーに青い帯がかかっているのが当社の本です。

1951年に創立した学校法人電子学園は、産業界のニーズにいち早く対応し時代を先取りした職業教育を展開する専門学校「日本電子専門学校」を運営し、専門技術を身につけた実践的な職業人材を工業系分野に数多く輩出してきました。

そして2020年4月には「情報経営イノベーション専門職大学(iU)」を新たに開学。ICTを中心とする先端テクノロジーを活用することで旧来型の事業やビジネスを変革し、新しい価値を生み出すことでイノベーションを起こす、高度な専門職人材を育成すべく、新たな挑戦を始めました。

「社会が求める人材」の育成を目的に常に挑戦を続ける電子学園。本書では、電子学園のこれまでの歩みや、職業教育にかける意欲および教育理念などを紹介するとともに、その取り組みから、なぜ、いま職業教育が注目されているのか、これからの日本を担う人材を育成するためには、どのような職業教育が求められているのかを考察します。

時代が求める職業教育に関心がある方などにおすすめです。


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学校法人電子学園の新たなる挑戦
~実践的な職業教育体系で専門職人材を育成~
https://sites.google.com/view/intsushinsha/education#h.p_ID_38

第1章 次世代の職業人材を育成する専門職大学が始動
第2章 産業の未来を切り拓くイノベーション人材を育成
第3章 起業にチャレンジする「イノベーションプロジェクト」
第4章 「挑戦する教育」で時代を先取りする電子学園
第5章 電子学園が描く職業教育の未来図

前書きと詳細な目次がこちらのページでご覧いただけます。



2020/07/31

女子教育に対する地域の思いによって生まれた学校

群馬県前橋市にある、共愛学園という学校法人をご存じでしょうか。

情報サイト「ねとらぼ」に掲載された「群馬の制服に見られた“袴章”って? 着物に袴、女学生の制服にしるされた模様の歴史」という記事でとりあげられた『ぐんまの袴章 有機制服04』という同人誌のなかで、「群馬で最も長い歴史を誇る(元)女子校」として紹介されている学校です。


群馬の制服に見られた“袴章”って? 
着物に袴、女学生の制服にしるされた模様の歴史

(ねとらぼ 2020年07月26日 12時00分 公開)
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2007/26/news016.html


いまでは幼稚園、小学校、中学校、高校、大学のすべてがある総合学園になっている共愛学園の前身は、1888年に設立された前橋英和女学校という女子校です。

その後、前橋英和女学校は、翌1889年に上毛共愛女学校、1905年に共愛女学校と改称し、1925年には当時の文部省から、共愛女学校の卒業生は高等女学校卒業生と同等以上の実力を有するという認定を受け、1945年に高等女学科を設置しています(共愛学園高等学校ウェブサイトより)

「ねとらぼ」の記事にある、制服がかわいい袴姿だったのは、おそらく共愛女学校という名称だったころのことだと思います。


その袴の裾につけられた「とも桜くずし」という袴章については、残念ながら画像をみつけることができませんでしたが、そのベースとなった共愛学園の徽章「ともさくら」を紹介しましょう。


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桜の花びらをモチーフにした、上品で可憐な感じのする徽章ですね。
落ち着いた色合いもすてきです。ちなみにこの色合いは、ディスプレイ上では見え方が異なるかもしれませんが、「DIC273」もしくは「C=40, M=100, Y=50」という指定になっています(出版社だから知っている豆知識)


ところで、この徽章の真ん中には、十字架が置かれていることにお気づきですか。
この十字架は、徽章がつくられた当初はなかったのですが、昭和の初めごろに加えられたのだそうです。

というのも共愛学園の前身である前橋英和女学校は、「これからの時代には女子教育がなんとしても必要だ」と考える前橋市民と、地域のキリスト教会および信者たちによって設立・運営された、キリスト教主義の学校だからです。

「共愛」という学園名も、新約聖書に出てくる「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい」(ヨハネによる福音書15章12節)がもとになっているようです。


女性に対する教育が日本でまだ軽視されていた時代に、キリスト教主義にもとづく人権思想や自由民権思想、男女平等についての先進的な考えをもっていた地域の人々の「女性にも教育を!」という強い想いで設立された共愛学園。

いまは共学となり、幼稚園から大学までのすべてを揃えた総合学園に成長しただけでなく、その大学は地方にある小規模私立大学のなかでも高い人気と強い魅力で注目をされる存在となっています。

そんな共愛学園に興味・関心をもたれた方におすすめしたいのが、この本。


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新たなる大学像を求めて
~共愛学園前橋国際大学はなぜ注目されるのか~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-461-7
(前書きと目次が ここ で読めます)


ぜひ、お読みになってみてください。



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2020/07/30

『林先生の初耳学!』連動CMで話題になった「ミラブル」の会社

『林先生の初耳学!』(MBS/TBS系)というテレビ番組をご存じでしょうか。
著名人や一般の人などから募集した、世間ではあまり知られていない情報や話題についての問題を、人気予備校講師の林修さんに出題し、林修さんがその情報や話題のことを知っているかを回答してもらうという番組です。
Wikipediaによりますと、「教養バラエティ番組」というジャンルになるらしいです。


林先生の初耳学! | MBS
https://www.mbs.jp/mimi/


さまざまな情報番組やバラエティ番組でも活躍する林修さんは、ジャンルを問わず、いろいろなことを本当によくご存じで、テレビで見ていて、いつも感心してしまいます。


ところで、その『林先生の初耳学!』で放送された、「ミラブル」という製品シリーズの番組連動CMは、ご覧になりましたか?


モデルさんの頬に油性マジックで書かれた太い黒線が、シャワーのお湯をかけてから手でこするだけできれいに消えてしまう「ミラブルプラス」。


グラスにこびりついた「2日前のトマトジュースの汚れ」が、キッチンの蛇口についたシャワーから出てくる水でゆすぐだけできれいに落ちてしまう「ミラブルキッチン」。


「ファインバブル技術」を使ったこれらの製品のことを林修さんは知っているかを出題するという、番組の構成に合わせた連動CMを初めて見たときは、最初はCMだと気づきませんでした。それくらい、よくできたCMでした。
そのためか、このCMが放送されると、ウェブ上などでも「ミラブル」製品のことがけっこう話題になったようです。

この「ミラブル」シリーズをつくっているのは、株式会社サイエンスという会社です。


株式会社サイエンス
https://i-feel-science.com/


株式会社サイエンスは「水」に関わる住宅用製品のエキスパートで、特に「ファインバブル技術」を活用した一般向け製品の開発では日本のトップを走る企業です。

極めて小さな「泡」を発生させ、その「泡」がもつ力でさまざまなものを洗浄するという「ファインバブル技術」は、実は日本で生まれた最先端技術です。
そしてサイエンスの「ミラブル」シリーズは、その技術をどこまでも追究し他製品です。
直径が1マイクロメートルよりも小さい「ウルトラファインバブル」と呼ばれる極小の泡を発生させることで、「水と空気」の力で皮膚や食器などについた汚れを落とします。極めて小さな泡が、皮膚や食器などと汚れとの隙間に入りこみ、汚れを引き剥がすのです。
しかも「ウルトラファインバブル」は油分との相性も良く、油に吸着して持ち上げます。そのため、油性の汚れや油汚れを落とすことにも役立つそうです。


まさに「夢の技術」とも言えそうな「ファインバブル技術」を活用した製品を次々と開発する株式会社サイエンスが、なぜ「水」や「ファインバブル」に着目したのか。

『林先生の初耳学!』連動CMで話題になった「ミラブル」シリーズはいかにして生まれたのか。

そもそも「ファインバブル」とはなんなのか。

そうしたことに興味・関心をもたれた方におすすめしたいのが、この本。


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ファインバブルが地球の未来を救う
~サイエンスのSDGs宣言~

著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-463-1
(前書きと目次が ここ で読めます)


ぜひ、お読みになってみてください。



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2020/07/08

『創造と革新』 前書きと目次

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創造と革新
~技術力と品質で医薬品の未来に挑む~


著者:鶴蒔靖夫
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-87218-359-7
初版発行:2012年2月8日 初版発行




はじめに

日本はいま、国家として、国民の認識をはるかに超える深刻な事態に瀕している。

現在、国家予算は約九〇兆円。それに対し、税収は約四〇兆円、不足分は国債を発行しつづけ、これまでなんとかしのいできた。しかし、国債はいわば借用証書、つまり借金だ。

その借金は平成二十三(二〇一一)年六月末で九二四兆四三六一億円に達し、地方自治体の借金などを合わせると総額一〇四五兆円に上る。一方、個人の金融資産から負債を除いた個人金融純資産は一一一〇兆円。近く、借金の総額がはじめて蓄えを上回ることは避けられない情勢だ。

なかでも、財政を圧迫している要因の一つが医療費だ。日本の国民医療費は、平成二十二年度推計で三六兆六〇〇〇億円。国民医療費は、患者の窓口負担、保険料負担、事業主負担のほかにも国庫負担と地方自治体負担により支えられ、およそ三分の一にあたる一二兆円が税金でまかなわれている。加えて、介護保険財源の赤字、制度の存続さえ危ぶまれる年金財政。日本人の暮らしや健康を支えてきた社会保障制度はいまや破綻寸前であるという認識を持たねばならない。とりわけ、医療費の削減は、国民全員で取り組まなければならない喫緊の課題といえる。

WHO(世界保健機関)によると、日本の医療制度は世界一と評価されるほど素晴らしいもので、まさに日本の健康保険制度は世界に誇るべき制度といえる。

だが、国の経済力が衰えてきたいま、いつまでも理想モデルを追いかけているわけにはいかなくなっている。とはいえ、国民の安心・安全を支える健康保険制度の崩壊は避けたい。そのためには、いまこそ、行政・医療者・患者が三位一体となって、医療費のスリム化に全力で取り組んでいかなければならない。患者とは国民一人ひとりである。

医療費のスリム化促進にはいくつかの方策が考えられるが、もっとも効果が期待できる施策の一つがジェネリック医薬品への変換を加速することだ。

欧米諸国では、いまやクスリといえばジェネリック医薬品があたり前といえるほど普及しているのに対して、日本のジェネリック医薬品使用率はようやく二三%に届いたところだ。ジェネリック医薬品の使用に対する意識には欧米とまだ相当の開きがある。これを欧米並みに引き上げることができれば、医療費の削減は格段に進むはずだ。

現在、日本人の一年間のクスリ代は約八兆円といわれ、このうち、ジェネリック医薬品に変換可能なものをすべてジェネリック医薬品に切り替え、生活習慣病薬を健康保険から除外するなどの方策を講じると、クスリ代は、およそ六兆円程度にまで圧縮できると見込まれており、ざっと二兆円を削減できることになる。

日本のジェネリック医薬品普及の足を引っ張っているのは、一にも二にも、意識の問題だ。クスリを処方する医師の意識、ジェネリック医薬品に積極的な関心を持とうとしない国民の意識、加えて、ジェネリック医薬品普及をはかるべき厚生労働省など行政側の意識、施策、いずれもなまぬるいのだ。それらを一つひとつ検証し、壁になっているものを取り払い、ジェネリック医薬品を積極的に選ぶ医師、患者を拡大していかなくてはならない。

改めて私がそうした思いに強くかられたきっかけは、日新製薬株式会社(本社:山形県天童市、代表取締役:大石俊樹氏)との出会いであった。

以前からジェネリック医薬品に関心を持ち、これまで関連の著作も数冊まとめ、率先してジェネリック医薬品への理解と普及促進を働きかけてきた私だが、日新製薬はその私のイメージをさらに大きく塗り替える企業だった。

これまで私は、ジェネリック医薬品は、先発医薬品の代替薬であるという認識を大きく踏み出ることはなかった。だが、日新製薬の代表取締役・大石俊樹氏はこういうのだ。

「約七〇億人の人類のうち、新薬の処方を受けられるのは先進国を中心とした一三億人程度で、残る五七億人を救うのはジェネリック医薬品なのです」

大石氏は、ジェネリック医薬品は日本の医療費削減の切り札であるだけでなく、二十一世紀の人類の幸福を左右する非常に大きな存在だととらえている。つまり、ジェネリック医薬品の普及は、人口増加が続く地球上の全人類に医療の恩恵を広めることにもつながると考える。

ジェネリック医薬品メーカーのなかには、新薬メーカーに負けることない研究&開発力を持ち、従来の薬剤に新たな機能を付加した、付加価値の高いジェネリック医薬品を製造しているところも少なくない。さらには、製品の品質を保つ技術、包装・供給体制などで新薬メーカー以上の進化を遂げているメーカーも出てきている。

日新製薬はその先頭を行く企業の一つで、たとえば、ポリエチレンボトル入り注射薬の滅菌過程において、世界最先端の技術「パルス光滅菌」を導入するなど、意気軒昂なところを見せている。

大石氏は、「包装、供給体制もまた品質の一つ」と考え、その信念のもと、業界屈指のハイレベルな製造環境の整備や生産技術を実現し、いまでは五〇社以上の製薬メーカーから医薬品製造を委託されるほどである。この実績は、日新製薬の製剤技術がいかに信頼され、評価されているかを物語っている。

医薬品製造のアウトソーシング、そして、その受け皿になる製造受託メーカーの存在はいまや日本の医薬品産業を支える大きな柱の一つになっているが、日新製薬はこの分野では間違いなくトップランナーだ。いまでは、開発段階から大手メーカーとタッグを組んで共同開発している品目も増えてきており、製造受託事業は総売り上げの半分近くに迫る勢いだという。

日新製薬は、先代社長・大石季氏が昭和二十四(一九四九)年に創業した日新薬品株式会社を母体とし、昭和三十二年、同社の製造部門を独立させるかたちで設立された。その後、山形県天童市に本社と工場を移転。現在では、埼玉県川越市にも工場を擁し、医薬品・医薬部外品・健康食品などの製造・販売を行っている。

疲弊しているのは何も国の財政ばかりではない。地域経済の疲弊もまた、日本を悩ませる大きな課題となっている。そうしたなかにあって、日新製薬は山形県にしっかりと根を下ろし、雇用や経済効果など地域経済への貢献にも積極的である。

現在では、東北地方に本社を構える企業のなかではもっとも就職人気が高い企業として知られ、就職支援サイトでのアクセス数は、東北電力を抜いて東北ナンバーワンを誇っている。しかも、その狭き門を通った精鋭に業界平均の二倍近い時間をかけて徹底的な教育を行っているというから、「日新製薬マン」の評価がズバ抜けて高いのも納得がいく。

年間売上高は平成二十二年度実績で一二一億三四〇〇万円。平成二十三年一月には、全国の中小企業のなかでも経済的・社会的にすぐれた成果をあげた企業に贈られる「グッドカンパニー大賞」のグランプリを受賞。十一月には、県内産業の発展に貢献した個人・団体を顕彰する「山形県産業賞」を受賞するなど、ここにきて、日新製薬に対する内外からの評価は高まる一方だ。

それはひとえに、大石氏の卓越した経営手腕と、透徹した人生哲学の賜物といってよい。

本書では、日本の財政の危機的状況、特に健康保険制度の状況と課題を踏まえながら、ジェネリック医薬品への認識を高めるための諸情報、ジェネリック医薬品のクオリティアップに貢献著しい日新製薬の取り組み、さらには同社を率いる大石俊樹氏の経営理念と人生哲学をあますところなくお伝えしたいと思っている。

現状のままでは、行く手に待っているのは日本の経済破綻、そして再び、貧困の底にあえぐ国に落ちていくという悲しい将来だ。

その将来図を塗り替え、この先も日本が、世界トップクラスの、安心・安全に暮らせる国でありつづけることができるかどうか。そのカギを握っているのは、自分自身であることを、国民一人ひとりが強く自覚してほしい。

なかでも、安心・安全に暮らせる国であることを象徴する健康保険制度を守りつづけていくためにも、ジェネリック医薬品の普及促進をはかることは、火急のこととして進めていかなければならない課題であることを強く認識しなければなるまい。

そのためにも、決して大げさではなく、日本を愛する人すべてに本書を一読していただけたらと、切に願っている。

なお、本文中の敬称は略させていただいたことを、あらかじめお断りしておく。


平成二十三年十二月  鶴蒔靖夫




はじめに


序章 受賞ラッシュの製薬メーカー

受賞の朝
独創的モノづくりが評価される
二〇〇〇年代中ごろから急成長
「あっては困る会社」から「なくては困る会社」へ


第1章 光を放つジェネリック医薬品メーカー・日新製薬

東北のモノづくり精神を受け継いで
先発医薬品とジェネリック医薬品(後発医薬品)
金額シェアでは医薬品市場の一〇%に届かないジェネリック医薬品
錠剤の一粒、注射薬の一本にも社員の思いが込められている
競合より二〇円も高いアムロジピン
世界ではじめて、医薬品製造工程にパルス光滅菌を採用
パルス光滅菌との出合い
パルス光滅菌の効果も独自に検証
業界屈指のポリエチレンボトル製剤メーカーに
革新的なポリエチレンボトル
高水準の製造環境と生産設備
使命は高品質の追求
慶應義塾大学と共同研究
MRには他メーカーの二倍近い研修を義務づける
医薬品メーカーとしての社会的責任をきっちり果たす


第2章 危機に瀕する日本の健康福祉

未曾有の国難を迎えた日本
「出るを制する」覚悟はあるか
急速に進む少子超高齢化
予想されうる日本人の暮らしの将来像
日本の健康保険制度の歩み
五つに分けられる日本の健康保険
日本の健康保険制度の特徴
世界一と定評がある日本の健康保険制度
ありがたい健康保険制度
健康保険制度を持続可能に
日本でも浮上している健康格差
求められるセルフメディケーション
医療費削減の決め手はジェネリック医薬品
急務とされる医療機関の経営安定


第3章 ジェネリック医薬品が日本を救う

製薬のはじめはジェネリック医薬品からだった
こんなにあるジェネリック医薬品のメリット
ジェネリック医薬品の開発と品質管理
ジェネリック医薬品に対する見当違いの誤解
製造から販売までの安全性も厳しく管理
ジェネリック医薬品は古い! も間違い
次々とジェネリック医薬品市場に入ってくる有力な医薬品
先発医薬品プラスアルファのジェネリック医薬品
ジェネリック医薬品はどのくらい安いか
国もジェネリックファーマの育成に注力


第4章 ジェネリック医薬品の普及拡大のために

ジェネリック医薬品の日本の現状
ジェネリック医薬品を使いやすくする対応とは
国のジェネリック医薬品促進支援策・アクションプログラム
医薬分業とジェネリック医薬品
すべての処方でジェネリック医薬品を優先にする
ジェネリック医薬品お願いカードの普及
長期収載品・エスタブリッシュ医薬品問題が浮上
ジェネリック医薬品メーカーには逆風も


第5章 日新製薬が「なくては困る会社」になるまで

商社マンから地方企業の経営者へ転身
社員が草むしりしている会社
競争力を失い、赤字体質に
常に新しい可能性を探る
やるからには正しいことをしよう
明るく輝く社員の表情
日新製薬の夢に融資してほしい!
次代を担う人材の入社
日新製薬のオリジナル開発元年
開発主導の社内体制
外資や超大手レベルの詳細・厳正なデータの集積
先の利の実践
「先の利」戦略でパワーアップ
先発医薬品と同じではなく、先発医薬品よりもよいものを
大手先発医薬品メーカーが感嘆する製剤技術
ジェネリック医薬品最大手も一目置く日新製薬
受託製造という新しい可能性
ジェネリック医薬品だからこそ、より厳しく
積極的な設備投資で急伸
太くなる委受託製造


終章 東北発世界へ――飛躍しつづける日新製薬

一兆円規模になるジェネリック医薬品市場
選ぶのは自立し自力で進む道
一三〇億円を投じて、新工場を設立
粒がそろいはじめたヒト
誇りを持って仕事ができる企業に
最後の決戦がはじまる
「なくては困る会社」へ


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